抑留体験者の遺族である山内保良氏がかつての抑留地へ墓参へ訪問した際にシベリア各地で日本人抑留者が建設関わった建造物が現地の人々の生活を支えていることを知り、抑留の違う側面を絵画に残しました。
今回の企画展では、山内氏が抑留中に亡くなった兄のおもかげを探す中で見つけた日本人抑留者の残した建造物を描いた絵画を展示します。
会 期:令和6年4月20日(土)~令和6年7月21日(日)
展示点数:14点
展示絵画(一部)
「バーニャ」
「給水塔」
抑留体験者の遺族である山内保良氏がかつての抑留地へ墓参へ訪問した際にシベリア各地で日本人抑留者が建設関わった建造物が現地の人々の生活を支えていることを知り、抑留の違う側面を絵画に残しました。
今回の企画展では、山内氏が抑留中に亡くなった兄のおもかげを探す中で見つけた日本人抑留者の残した建造物を描いた絵画を展示します。
会 期:令和6年4月20日(土)~令和6年7月21日(日)
展示点数:14点
展示絵画(一部)
「バーニャ」
「給水塔」
本企画展では、令和4年度中に収蔵した新たな資料の紹介をおこないます。当館の資料は、シベリア抑留など体験者やそのご家族からの寄贈(提供)によるものが多くを占めています。今後も多くの方に抑留や引き揚げをはじめ、戦時下の暮らしなどを知っていただくため、また資料をご寄贈いただいた皆様への感謝の意を表しこの度の企画展を開催します。
◇展示期間 令和6年2月3日(土)~ 令和6年4月14日(日)
※毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)は休館日
◇場 所 舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室
(企画展は無料。別途入館料が必要です。)
◇主な展示資料
『帰還後に描いた抑留体験回想画』 |
『俘虜用郵便葉書』 |
『抑留中に手作りしたポット』 | 『食器』 |
PDFはこちら⇒チラシ(表) |
PDFはこちら⇒チラシ(裏) |
今年は、多くの引揚者を出迎えた「舞鶴(地方)引揚援護局」の閉局から65年になります。
第二次大戦後、13年間にわたり66万人の引揚者を出迎え、戦後の新たなスタートを切る引揚者のために心を込めてサポートをしていました。
元援護局の職員や引揚者を慰問した少女たちのエピソードなどを関連する資料とともに紹介します。
期 間:令和5年11月11日(土)~令和6年1月28日(日)
場 所:舞鶴引揚記念館 企画展示室
料 金:無料(但し、入館料が別途必要です。)
主な展示資料
「引揚列車の切符」(縦3cm✕横5.7cm)
舞鶴(地方)引揚援護局で引揚者に配布された切符。
「援護局で配られた食券」(縦7.8cm✕横6.9cm)
故郷まで帰る列車の中で駅弁を購入するための食券。
「大金を運んだ柳行李」(高21cm✕幅55cm✕奥35cm)
舞鶴(地方)引揚援護局の職員が引揚者への大量の給付金を銀行から運ぶために使用したもの。
本展では、当館が所蔵する回想記録絵画において最も多い242点の作品を遺されたシベリア抑留体験者・吉田勇氏の作品を通して、厳しい抑留の様子をお伝えするとともに、過酷な環境下の中にも労働の合間には心休まる瞬間があったことを紹介します。
◇展示期間 令和5年9月2日(土)~ 令和5年11月5日(日)
※展示期間中の休館日:毎週水曜日
◇場 所 舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室
(企画展は無料。別途入館料が必要です)
◇展示内容
シベリア抑留では過酷な環境下においても、労働と労働の合間の休息時間、ソ連の人びととの交流など、そうした時には緊張感や不安感から解放され心休まる瞬間があったことはあまり知られていません。
どのような環境下においても人が生きる上で精神的な支えや安寧がとても大切であることが収蔵絵画を通じてお伝えできればと思います。
◇展示資料
【総点数 19点】
・素描 15点 ・油彩 3点 ・着彩 1点
❖ 吉田 勇 氏 略歴 ❖
大正12年(1923)12月 奈良県大和高田市生まれ 昭和19年(1944)10月 現役入隊後、満洲へ渡る 昭和20年(1945)終戦後、ウラジオストックの北約100㎞に位置する町 ヴォロシーロフ(現 ウスリースク)などに抑留される 昭和22年(1947)7月 英彦丸で舞鶴に帰還。復員(帰還)後は奈良県内 米穀商や映画館経営などをおこなう 昭和62年(1987)吉田勇氏より回想記録画5点を舞鶴市に寄贈 平成12年(2000)6月14日 逝去 76歳 平成25年(2013)5月20日 ご家族より回想記録画237点を寄贈 |
『天幕張り』
制作 1988年 素描 ウラジオストックから帰国してもらうが、婦女子を先行させるとので、君たちはここで待機していてもらうということで、連れてこられたルイチキという大平原の真只中で仮の宿舎としての天幕はりを各分隊毎にすることになった。我々は、帰国までもうしばらくのことがと信じていたので分隊競いあって、天幕はりに従事したものであった。 昭和20年9月初旬 画集「一兵士のダモイへの道」より |
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『収容所見物のソ連人』 制作 1984年 素描 ウォロシロフ収容所の頃は作業より帰所し夕食までの短時間にソ連人によくタバコをせびりに行ったものである。中略〉そのごろのソ連人は満州より略奪してきた背広を着用しており、襟元を裏返しにすれば日本人名が見える。〈中略〉中には私らの眼から見れば余りにもトンチンカンな改装もあり笑ったものだ。 昭和21年5月頃 画集「一兵士のダモイへの道」より |
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『火打石』 制作 1984年 素描 ソ連労働者と一緒になり作業中の休憩のとき、ソ連人よりタバコを分けて貰った。火をつけるのはどうするかと見ていると原始的な火打石即ちロシア式ライターを巧みに使うのには感心した。あの時のマホルカの味は実にうまかった。 昭和22年5月頃 画集「一兵士のダモイへの道」より |
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チラシ表面PDF→こちら |
チラシ裏面PDF→こちら |
終戦記念日を迎える8月は、夏休み期間中であり、子どもから大人まで多世代で楽しんで学べるイベントなどを開催いたします。シベリア抑留や引き揚げの史実を通して平和の尊さについて考えていただくきっかけになる1日です!開館35周年の節目を迎えた今年は、市民や市民団体の皆さんと協働して内容盛りだくさんで実施します。皆様のご来館をおまちしております。
8月11日(金・祝)開催
学生語り部とふれあいながら、引き揚げや抑留を知ってもらうきっかけとして実施します。夏休みの自由研究のヒントになるかもしれませんね!
実施日時 令和5年8月11日(金・祝) 15時30分~16時30分
対象者 舞鶴市内の小学4~6年生 30人(先着順)
内 容 「引き揚げと舞鶴のかかわり」のお話
・学生語り部と館内めぐり
(5カ所のチェックポイントを回りながら館内を見学)など
参加費 無料※引き揚げを知ろうスペシャルデーのため、保護者を含め入館料は不要
募集締切 8月8日(火)
申込方法 舞鶴引揚記念館へ
電話(0773-68-0836)かFAX(0773-68-0370)
または Logoフォームからのいずれかで
※申込時に「氏名、住所、電話番号、学校名、学年、同伴者の有無(人数)」をお伝えください
その他 ・参加者にはオリジナルグッズを差し上げます
・保護者席も用意しています
普段は土日祝日限定で人気の館内語り部ツアーを期間中、毎日実施します
期 間 令和5年8月11日(金・祝)~20日(日)
時 間 11時~、13時30分~ 毎日2回
所要時間 約30分 ※希望者には延長あり
実 施 NPO法人舞鶴・引揚語りの会
料 金 無料。ただし入館料は必要です(11日(金・祝)は、イベントのため無料)
その他 ・事前申し込みは不要。当日お越しの際に受付を行います。(15分前~)
舞鶴市では、忘れてはならない引き揚げとシベリア抑留の史実を後世に継承する事業として、展示キャラバン(全国巡回展)を平成28年度から開催しております。今年度は、平和祈念展示資料館(総務省委託)との合同で開催することになりました。
世界的にも類を見ない引揚事業及びシベリア抑留の資料を展示する舞鶴引揚記念館と平和祈念展示資料館が連携協力し、薄れゆく引き揚げの歴史と平和の願いを国内外に発信していきます。
また、昨年末に公開された映画『ラーゲリより愛を込めて』に描かれている、シベリア抑留からの生還者は舞鶴に上陸を果たしており、舞鶴とも関係の深い史実ですので、ぜひ足をお運びください。
◆展示内容
第二次世界大戦の終結に伴い、海外に残された多くの軍人、民間人を帰国させるために開設された引揚援護局や、引揚港に指定された舞鶴市が、海外からの引揚者を受け入れた史実について、解説パネルや、実物 資料等で紹介します。
◆開催会場
東京シティアイ【イベントスペース】
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー・KITTE 地下1階
KITTE 地下1階 東京シティアイパフォーマンスゾーン
東京都千代田区丸の内2丁目7−2
◆開催日時
令和5年2月22日(水)から3月5日(日)まで(12日間)
10時から20時まで(2/22は12時から、日曜日、祝日は18時30分まで)
主催 京都府舞鶴市、舞鶴市世界記憶遺産保存活用推進委員会
共催 舞鶴引揚記念館、平和祈念展示資料館
後援 東京都教育委員会
◆チラシ(表)PDFはこちら
◆チラシ(裏)PDFはこちら
第4回企画展「うるまの島の引き揚げ~もう一つの引き揚げ~」を
令和5年1月21日(土)~令和5年4月16日(日)の日程で開催します。
「うるま」とは沖縄の古語で「美しい」などを指す言葉です。
第二次大戦後、うるま島だった沖縄は激しい沖縄戦によって
荒廃した状況となりました。
戦後、沖縄は日本の施政権下から切り離され、アメリカ軍の施政権のもとで
日本とは違った形で戦後引き揚げがおこなわれました。
日本本土や外地にいた沖縄県出身者の引き揚げがアメリア軍施政権下で
どのようにおこなわれたのか「うるまの島の引き揚げ」について
展示をおこないます。
12月9日(金)より、シベリア抑留を題材とした映画『ラーゲリより愛を込めて』が全国公開されます。当館では、劇中で使用された衣装や小道具など映画に関する展示をおこなっています。この作品に描かれている、シベリア抑留からの生還者は舞鶴に上陸を果たしており、舞鶴とも関係の深い史実です。
◆展示期間
令和5年1月15日(日)まで
※展示期間中の休館日:12月15日(木)、12月29日(木)~1月1日(日)
◆映画『ラーゲリより愛を込めて』
この映画では、主人公と妻が運命に翻弄されながらも、再会を願い続けた、
二人の11年に及ぶ「愛の実話」が描かれています。
◆場所
舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室・常設展示室・受付前ロビー
今回の企画展では、令和3年度に新たに収蔵した資料の紹介展示をおこないます。戦後77年が経過し抑留体験者や引き揚げ体験者から直接資料の寄贈がなくなり、子供の代だけでなく、孫の代からの寄贈も増えてきました。祖父母の体験の記憶は孫の代に受け継がれていく過渡期にあるようです。その過渡期の様相を今回の展示のサブタイトルとしました。体験者の記憶を伝えることの大切さを感じて頂ければと思います。
◆展示期間
令和4年10月22日(土)~ 令和5年1月15日(日)
※展示期間中の休館日:11月17日(木)、12月15日(木)
12月29日(木)~1月1日(日)
◆場所
舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室 (企画展は無料。別途入館料が必要です)
◆展示概要
令和3年度に新たに収蔵した資料の紹介展示をおこないます。
◆展示資料 総点数 125点
・帰還直後に書いた体験手記
・抑留中に作成した住所録
・抑留中に自作したスプーン
・抑留体験を描いた回想記録画
・引揚証明書
平成30年度・・・36件148点
◆主な展示資料◆
【帰還直後に書かれたシベリア抑留の体験手記】サイズ:縦24.7㎝×横17.6㎝ 帰還直後の昭和22年(1947)に寄贈者の兄が記した抑留体験手記。全50ページにわたって記されている手記の冒頭には「シベリヤ タイシェット19Kラーゲルにて祖国をる父に宛てし書簡」と記されているが、はがきは戦時中に中国から親族の女性に宛てたもので戦友の姿を描いていることが、はがきの表面に記されている。はがきの表面に「よく描けた」と記されており、絵の腕前によほど自信があったことが伺える。寄贈者によると抑留中に病気に罹患したため、日本へ帰還した3年後に逝去した。
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【抑留中に自作したスプーン】サイズ:長さ24.3㎝
寄贈者の父がモンゴルに抑留され、その際に手作りしたとみられるもの。帰還後、教員をしていたため生徒が家に訪ねて来ると見せていたという。 ※モンゴルには1万2千人が抑留された。 |
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【抑留中に使用したスプーン】サイズ:長さ19.5㎝
抑留中に使用したもので、おそらく自作したものと考えられる。寄贈者の祖父は戦争の話をすることをとても嫌い抑留中のことも何も話さずに亡くなった。 |
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【水筒】サイズ:高さ21.5㎝×横14㎝
陸軍将校用の水筒で、本来水筒にはカバーがついている。寄贈者の祖父が抑留中にも使用していたとみられる。
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【回想記録画】
サイズ:縦47㎝×横68.4㎝ シベリア抑留体験者だった寄贈者の祖父が描いた絵画。絵を描いていると抑留中に亡くなった仲間のことを思い出して手を止めることがあったという。
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チラシPDF☛こちら |
チラシPDF☛こちら
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今回の企画絵画展「抑留者が見たシベリア」では、つらく苦しい抑留生活の中で、抑留者の心を癒した景色や現地の人々との交流を描いた数少ない絵画の展示をおこないます。当館が収蔵するシベリア抑留体験者が描いた約1300点の回想記録画の中には、つらく苦しい体験の絵画が多くありますが、シベリアの美しい自然や街並み、人々の交流を通して、多面的な引き揚げやシベリア抑留について感じていただければと思います。
🔷展示期間
令和4年4月23日(土)~ 令和4年7月10日(日)
※展示期間中の休館日:5月19日(木)、6月16日(木)
展示室 (企画展は無料。別途入館料が必要です)
🔷主な展示資料
総点数 33点
・油彩画 21点
・水彩画 11点
・抑留中に使用された絵具セット1点
🔷スケッチブック(ユネスコ世界記憶遺産登録資料)