戦後、海外引き揚げ開始75年の節目となった2020年。
コロナウィルス感染症により、予定通りに出来ないこともありましたが、
引揚記念館としての役割を改めて考える、大切な1年になりました。
そんな引揚記念館の2020年を振り返る「The memory of 2020」をどうぞ。
戦後、海外引き揚げ開始75年の節目となった2020年。
コロナウィルス感染症により、予定通りに出来ないこともありましたが、
引揚記念館としての役割を改めて考える、大切な1年になりました。
そんな引揚記念館の2020年を振り返る「The memory of 2020」をどうぞ。
舞鶴引揚記念館は、2020年12月29日(火)から2021年1月1日(金・祝)休館となります。
新年は1月2日(土)から開館いたします!
※館内のカフェスペース「羅針盤」の営業は1月3日からです。
休館中は館内の見学はできませんが、引揚記念館の立地する引揚記念公園の散策と復元された引揚桟橋はご見学いただけます。
引揚記念公園の展望台までは駐車場から徒歩で約8~10分。
引揚記念公園から復元された引揚桟橋までは車で記念館から約2~3分です。
【年末年始】舞鶴市観光施設 開館状況
12月11日(金)FMまいづるに出演させてもらいました‼
放送内容は、ポッドキャストからも聴けますので、「聞き逃した」という方は、下記のリンクから、ぜひお聴きください。FMまいづるさんには引揚記念館の取組をいつも応援頂いております。ありがとうございます。
fm
募集は終了いたしました。
舞鶴引揚記念館は昭和63年4月、第2次世界大戦の終結に伴う海外からの引き揚げの歴史を広く後世に伝えるとともに、恒久平和を祈念するために開館しました。
戦後75年が経過し、引き揚げやシベリア抑留の記憶が薄れゆく中、戦争を知らない世代の来館者が増加し「語り部」の存在はますます重要になってきています。
引き揚げ当時の時代背景や展示資料に込められた想い、また、「引き揚げ」や「抑留」の史実とあわせて、あたたかく引揚者を迎えたまちの歴史を語り継ぎ、より充実した継承事業を行うため「語り部」養成講座を実施いたしますのでご応募ください。
▲令和元年度 語り部養成講座の様子 |
▲コロナの影響で延期になりましたが、開催することができました |
令和3年2月6日(土)、2月20日(土)、3月6日(土)、3月20日(祝・土)
計4日間 いずれも13時~16時
場 所 舞鶴引揚記念館 セミナールーム
主 催 舞鶴市
実 施 NPO法人舞鶴・引揚語りの会
募集期間 令和2年12月1日(火)から令和3年1月15日(金)まで
定 員 20名(先着順)
※ファックスの場合は「語り部養成講座」受講の旨を明記してください。
受講料 無料(入館料も無料)
その他 12講座中9講座以上の受講者に修了証書を授与します
舞鶴市は、第二次大戦後の満洲やシベリア抑留のからの引揚者を迎えたまちとして、戦争の惨禍によって生じた抑留と引き揚げを後世へ伝え、平和のメッセージを世界へ発信するため、平成30年(2018)に10月7日を「舞鶴引き揚げの日」として条例制定しました。
△『舞鶴引き揚げの日条例』
△『舞鶴引き揚げの日』 ロゴマーク
皆さんに折って頂いた9107羽の折り鶴でロゴマークを作成。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
制作の様子はこちらから(引揚記念館YouTubeチャンネル)
舞鶴引揚記念館では、昭和63年(1988)の開館以降、引揚体験者や舞鶴市民の皆さんと共に引き揚げとシベリア抑留の史実を継承するとともに、平和の尊さを国内外に発信する取り組みを進めてきました。
戦争を知る世代が少なくなる中、引き揚げやシベリア抑留の史実、また、博愛の精神をもって引揚者を迎え入れた舞鶴の歴史を未来へ継承するとともに、平和への意識の高めてさらなる取り組みを進めていくことが大切であると考え、舞鶴港に最初の引き揚げ船「雲仙丸」が入港した日10月7日を「舞鶴引き揚げの日」と条例制定しました。
△「サハリンのホルムスク(真岡)からの引き揚げ最終船 白山丸」
昭和33年(1958)9月7日撮影
舞鶴市では、昭和20年10月7日に入港した最初の引揚船「雲仙丸」から昭和33年9月7日の最後の引揚船「白山丸」の入港までの13年間にわたり、およそ66万人と遺骨1万6千柱を迎え入れました。
当時の舞鶴の人々は、終戦直後で食糧も物資も充分でなく自分たちの生活もままならない状況でしたが、お茶やふかし芋をふるまい心身ともに疲れ果てた引揚者を、まちぐるみであたたかく迎え入れました。これらの記憶は、次世代の子供たちにも伝えたい「まちの歴史」です。
△「南桟橋で引揚者を出迎える人々」昭和31年(1956)12月26日撮影
△「シベリア抑留から帰還した兵士を出迎える舞鶴市民」撮影年不詳
△舞鶴港で再会果たした引揚者 撮影年不詳
『舞鶴引き揚げの日』の制定をきっかけとして、戦争を知らない世代にわかりやすく「引き揚げの史実」を語り継ぎ、「あたたかく引揚者を迎え入れたまちの歴史」を伝え、平和への願いを発信するさらなる取り組みを進めていきます。
「引き揚げやシベリア抑留の史実」「まちぐるみで引揚者を迎え入れたまちの歴史」「恒久平和への願い」を、まちぐるみで次世代へ継承する取り組みへとつないでいくため、協働で目指す「3年間で市民認知度100%プロジェクト」を立ち上げました。
《取り組み例》
まずは市民の皆さんに「10月7日 舞鶴引き揚げの日」を知っていただこうとPR活動をしており、現在、引揚記念館では 「舞鶴引き揚げの日」の制定趣旨に賛同し、PR活動に協力していただける個人・事業所・団体の皆様を募集しています。
◆ポスターの掲示
◆のぼり旗の掲出
◆ステッカーによるPR(車用)
◆ホームページや機関誌で「引き揚げの史実」の情報発信
◆地域・協力団体向け出前講座
◆イベントへの参加
その他にも、認知度を高める自主的な取り組みや協働で行う事業提案など、舞鶴引揚記念館(TEL:0773-68-0836/FAX:0773-68-0370)までご連絡ください。
協力事業所・団体・個人の皆さま(令和2年度 お申し出順)
・海の京都DMO観光協会 様
・NPO法人まいづるネットワークの会 様
・NPO法人舞鶴・引揚語りの会 様
・FMまいづる 様
・京都銀行西舞鶴支店 様
・京都銀行東舞鶴支店 様
・京都北都信用金庫余内支店 様
・京都北都信用金庫倉梯支店 様
・京都北都信用金庫倉梯支店南浜出張所 様
・京都北都信用金庫田中支店 様
・京都北都信用金庫中舞鶴支店 様
・京都北都信用金庫東舞鶴中央支店 様
・京都北都信用金庫東舞鶴中央支店市場出張所 様
・京都北都信用金庫舞鶴港支店 様
・京都北都信用金庫舞鶴中央支店 様
・公益財団法人舞鶴青年会議所 様
・舞鶴市茶道連盟 古儀茶道薮内流竹風会 様
・舞鶴市茶道連盟 茶道裏千家淡交会 様
・舞鶴市茶道連盟 茶道表千家紫友会 様
・社会福祉法人舞鶴市社会福祉協議会 様
・ショッピングセンターらぽーる 様
・PAUネット 様
・ホテルアルスタイン 様
・ホテルベルマーレ 様
・舞鶴華道連盟 様
・舞鶴観光ガイドボランティアけやきの会 様
・舞鶴自治連・区長連協議会 様
・舞鶴東ロータリークラブ 様
・舞鶴引揚記念碑を守る会 様
・ヘアーサロン アッピア 様
・エー・アンド・ヴィ・タナカ 様
・株式会社 モトキ 様
・国際ソロプチミスト舞鶴 様
【折り鶴アート協力団体】
・中筋小学校区地域放課後児童クラブ③クラブ 様
・高浜町おやジィーの会 様
・PALET 様
修学旅行で多くの学校にご来館頂いていますので、
ご来館の様子をご紹介します。
平成27年10月10日に舞鶴市が所蔵する引き揚げ関連資料「舞鶴への生還 1945-1956シベリア抑留等日本人の引き揚げの記録」がユネスコ世界記憶遺産に登録されてから今年で5周年を迎えるのを記念して開催いたします。
本フォーラムでは、改めて登録の意義を振り返り世界記憶遺産への理解を深めるとともに、「若い世代が考える国際平和」をテーマにしたディスカッションでは、中高校生の語り部やウズベキスタンとの交流を続ける学生などが参加し、引き揚げの歴史を通して、平和や命の尊さ、人と人の結びつきの大切さなどをともに考える機会といたします。
◆開催日時 令和2年10月10日(土) 13時30分~16時 受付は13時~
◆開催会場 舞鶴市総合文化会館大ホール (定員1410人)
◆主 催 舞鶴市
≪第1部≫「ユネスコ世界記憶遺産登録の意義を考える」
◆主催者挨拶◆
舞鶴市長 多々見 良三
◆来 賓 挨 拶◆
京都府知事 西脇 隆俊 氏
京都国立博物館長 :佐々木丞平 氏
文部科学省国際統括官付国際戦略企画官 日本ユネスコ国内委員会事務局次長 石田 善顕 氏
登録後の5年間の取り組み紹介
感謝状贈呈
舞鶴市ユネスコ世界記憶遺産有識者会議 会長 東京女子大学 教授 黒沢 文貴 氏 副会長 京都国立博物館 副館長 栗原 祐司 氏 委員 国立民族学博物館 教授 園田 直子 氏 委員 京都外国語大学 教授 クレイグ・スミス 氏(故人) 調査チーム 中央大学 政策文化総合研究所 客員研究員 佐藤 元英 氏 調査チーム 駒澤大学 教授 熊本 史雄 氏 |
≪第2部≫「次世代が考える国際平和」
●アトラクション:京都府立東舞鶴高等学校吹奏楽部
●次世代による平和への取り組み発表:舞鶴市立若浦中学校3年生
●ディスカッション「次世代が考える国際平和」
◇コメンテーター 京都外国語大学国際文化資料館館長 南博史氏
◇パネラー 京都外国語大学 真下栞里(舞鶴市出身)
・日星高等学校 川井玄仁(レスリング部)
・高校生語り部(舞鶴・引揚語りの会サポーター)4人
◇進 行 舞鶴引揚記念館学芸員 長嶺睦
●平和のメッセージ
・大浦小学校・朝来小学校代表
●平和のメッセージと合唱:舞鶴市立若浦中学校 全校
<曲目> 「引揚者を迎える歌」「ふるさと」
【「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料の概要】
申請日 平成26年3月4日
申請方法 電子メール (※後日、製本したものも郵送)
申請者 舞鶴市長 多々見 良三
国内選考日 平成26年6月12日
登録日 平成27年10月10日
資料名:「舞鶴への生還 1945-1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録」
テーマ: シベリア抑留や引き揚げに関する資料
構 成: A「シベリア抑留体験の記録」
B「安否を気遣い帰還を願う日本の家族に関する資料」
C「引揚関連資料」
点 数: 570点
推薦書の概要:
「舞鶴への生還 -1945~1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録-」は、第二次世界大戦の敗戦にともない日本帝国が崩壊する中で、ソ連領に抑留された約60万人から約80万人といわれる日本軍人と民間人たちの、筆舌に尽くしがたい抑留生活と日本本国への苦難に満ちた引き揚げの歴史を伝える資料である。彼らの本国への引き揚げは、終戦から11年を経た1956年に終了するが、ソ連はすでにドイツ人等の旧敵国側の軍人と民間人の抑留を同様に行っており、日本人の抑留もその一環としての同時代的意味を持つ歴史的出来事である。また抑留と引き揚げ
は、戦後の日本では、国民が戦争のない平和な世界を希求する上での大きな礎となった稀有な体験として、後世に語り継ぐべき大きな戦争の記憶となっている。
当該資料は、意に反して抑留された抑留者たちの困窮や絶望、生き抜く力、家族への思いや帰国への希望、そして彼らの帰国を待つ留守家族の家族愛と日本国民の同胞愛など、人類共通の普遍的主題を伝えるものである。公的記録が乏しい中、奇跡的に現存する当該資料は、第二次世界大戦後の悲惨な惨禍を生き抜いた、一人ひとりの人間性あふれるまさに稀有な、真正無二の世界が共有すべき貴重な遺産である。
【動画公開】
次世代を担う市内の小学生・中学生に、食を通して、「舞鶴引き揚げの日」への理解と関心を深めるため、引揚援護局で引揚者に提供されていたメニューを参考にした「舞鶴引き揚げ給食」を市内全小中学校25校の給食で提供します。
(1)期間 令和2年10月5日(月)~29日(木)
(2)参考メニュー
昭和33年夕食『飯、天ぷら(小アジ、ジャガイモ)、カレー汁、漬物、茶』
舞鶴地方引揚援護局史(昭和36年厚労省刊行)に掲載
(3)給食メニュー
◇小学校(18校)『天ぷら(アジ、ジャガイモ(orサツマイモ)とカレー汁』
◇中学校(7校) 『アジの唐揚げとカレー汁』
🔶各校の提供日については下記のとおり実施します
実施日 | 学校名 | 備考 |
10月5日(月) | 福井小学校 | |
10月7日(水) | 朝来小学校 全中学校 |
舞鶴引き揚げの日 |
10月8日(木) | 新舞鶴小学校
三笠小学校 高野小学校 岡田小学校 由良川小学校 |
|
10月9日(金) | 中舞鶴小学校 | |
10月13日(火) | 大浦小学校 | |
10月16日(金) | 倉梯小学校
与保呂小学校 |
|
10月19日(月) | 倉梯第二小学校 | |
10月20日(火) | 吉原小学校 | |
10月22日(木) | 明倫小学校
余内小学校 中筋小学校 |
|
10月26日(月) | 志楽小学校 | |
10月29日(木) | 池内小学校 |
舞鶴市内にある日星高校1年特進コースの皆さんが来館。
引き揚げやシベリア抑留について学芸員の話を聞き、館内を見学した後、
ワークショップを開催しましたので、ご紹介します。
修学旅行・校外学習で多くの学校にご来館頂いていますので、
ご来館の様子をご紹介します。