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舞鶴引揚記念館には、戦時下、シベリア抑留、引き揚げに関する約1万6千点もの資料が収蔵されています。今回の企画展では、令和元年度に新たに収蔵された38件131点の資料を展示します。戦争や引き揚げの記憶が風化する中で、全国各地から寄せられた資料から戦争の惨禍を現在に伝える一つ一つの「記憶」を次世代へとつなぎ、平和な未来を「紡ぐ」きっかけの一つとなれば幸いです。
🔶展示目的🔶
昨年度(令和元年度)に収蔵したシベリア抑留および引き揚げに関連する新たな資料を、未来へ「紡ぐ記憶」として紹介するとともに、引き揚げの史実を継承し平和の尊さを発信する資料の提供協力を呼びかける展示です。
会館時間 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
※展示期間中の休館日:2月18日(木)3月18日(木)
会 場 所舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室
(企画展は無料。別途入館料が必要です)
PDF⇒こちら |
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展示資料 総点数 38件 131点
内訳:令和元年度寄贈資料( 36件 129点)
令和元年度資料画像等の貸し出しによる書籍等の成果品( 2件 2点)
<参考> 年度別寄贈点数
令和元年度・・・52件164点
平成30年度・・・36件148点
平成29年度・・・47件141点
平成28年度・・・51件212点
🔶資料の概要🔶
・作詞家・藤田まさと氏直筆の「岸壁の母」の歌詞
・脚絆・ドイツ兵と交換した帽子・回想記録画・俘虜用郵便葉書
・抑留中に着用していた防寒着・引揚証明書
・旧海軍関係ソ連、北鮮、中京地区未帰還者名簿 ほか
作詞家藤田まさと氏直筆の「岸壁の母」歌詞
寄贈者:今村志津子(いまむらしづこ)氏
続 柄:姪 作詞家藤田まさと氏について: 明治41年5月12日生まれ、静岡県出身の作詞家。代表曲には「旅笠道中」、「明治一代女」、「岸壁の母」などがある。そのうちの「岸壁の母」は昭和29年に全国的にヒットした歌謡曲で、戦争が終わっても帰らぬ息子の無事を信じて港の岸壁で待ち続けた母の心情を歌った歌詞は当時の人々の心を打った。 |
資料内容
藤田まさと氏は歌謡曲「岸壁の母」の作詞者。今村家を新築した昭和52年(1977)12月末に新築を記念して寄贈者の伯父にあたる、藤田まさと氏にお願いして書いてもらったもの。昭和53年(1978)1月5日に東京に住んでいる藤田氏の家を訪問し、その場で書いてもらったという。 |
回想記録画
寄贈者:高田照夫(たかだてるお)氏
続 柄:次男 |
資料内容
寄贈者の父が、同じシベリア抑留体験者の友人からもらった絵画。帰国後に抑留中の体験を描いたもので、裏に「この長閑そうに見える絵は牧野君と共にシベリア抑留の思出である 高田英夫」と記されていることから、父と友人の抑留中に共有した思い出の一場面と考えられる。 |
俘虜用郵便葉書
寄贈者:井上則孝(いのうえのりたか)氏
続 柄:長男 |
資料内容
寄贈者の父から日本の家族へ送られた俘虜用郵便葉書。葉書には収容所での生活や、パンやおかゆとともにスープや漬物、数の子といったおかずも配給され、時には牛乳が出ることもあるなど収容所での食糧事情が詳しく書かれている。 ※俘虜用郵便葉書とは抑留された人々と日本の家族がやり取りできる唯一の通信手段。 |
防寒服
寄贈者:小林恵子(こばやしけいこ)氏
抑留体験者だった父・小林新一氏の遺品 続 柄:長女 抑留地:ウテンデ地区 |
資料内容
寄贈者の父がシベリア抑留中、ウテンデ地区収容所建築作業時に着用していた防寒服。小林氏は昭和20年(1945)から23年(1948)まで抑留生活を送る。シベリアでは、ノミ、シラミが襟元などにたくさんついていたという。 |
1月16日(土)から開催予定でありました「英語」案内ガイド育成研修会につきましては、令和3年1月13日付で京都府全域に発出されました新型コロナウィルス感染症に関する国の緊急事態宣言及び本市の対策本部の方針を受け、受講者の安全と感染拡大の防止の観点から、延期することに決定しましたのでお知らせします。
なお、延期後の研修会日程につきましては、今後の国・京都府等の動向や感染状況をみながら計画することとし、日程が決まりましたらお知らせいたします。
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