終了しました。令和5年2月4日(土)ミュージアムトークを開催します

第4回企画展「うるまの島の引き揚げ」の開催に連動したミュージアムトークを開催します。

第二次大戦後、アメリカ軍の施政権下におかれた沖縄では日本本土とは違った形で引き揚げがおこなわれました。沖縄における引き揚げの舞台となったのは沖縄本島中部の東海岸にある中城村久場の海岸「久場崎」でした。特に台湾や南洋群島などからの引揚者が多かった沖縄では、どのように引き揚げがおこなわれたのか、沖縄戦から戦後引き揚げまでにフォーカスしたミュージアムトークを開催します。

☆期 日:令和5年2月4日(土)13:30~15:30

☆場 所:舞鶴引揚記念館セミナールーム

☆参加料:無料(ただし、別途入館料が必要です

☆申込み:不要

☆定 員:40名程度

 

講 演1:「沖縄戦と戦後沖縄」(約40分)

濱口 寿夫(中城村護佐丸歴史資料図書館 館長)

講 演2:「戦後沖縄の引き揚げと久場崎」(約40分)

中村 春菜(琉球大学人文社会学部准教授)

トークセッション:「引揚者がもたらしたもの」(約30分)

登壇者:濱口 寿夫 中村 春菜

ファシリテーター:長嶺 睦(舞鶴引揚記念館 学芸員)

 

終了しました。舞鶴市役所ロビー特別展示実施中 ~10月7日まで

舞鶴市では、引き揚げやシベリア抑留の史実と引揚者を博愛の精神をもって迎え入れたまちの歴史を次世代へ継承するとともに平和に対する意識の高揚を図ることを目的に、引き揚げ第1船入港日である10月7日を「舞鶴引き揚げの日」として、平成30年度に制定しました。

その「舞鶴引き揚げの日」を市民の皆さんに知っていただくためのきっかけづくりとして、市役所ロビーにおいて特別展示を行っております。この機会に、ぜひご覧ください。

 

  • 展示期間:令和4年9月12日(月)~10月7日(金)
  • 場  所:市役所本庁1階ロビー
  • 展示概要:A1パネルによる展示(引き揚げ、シベリア抑留の記憶、引揚港舞鶴、舞鶴市民のおもてなし など)
  • 引揚桟橋模型の展示

2022.9.12 ロビー特別展示の様子

終了しました。「引き揚げを知ろうスペシャルデー」 夜間も特別開館「ナイトミュージアム」の開催について

舞鶴引揚記念館では、シベリア抑留や引き揚げの史実を通して、平和の尊さについて考えていただくきっかけとするため、夜間の特別開館『ナイトミュージアム』などのイベントを実施する引き揚げを知ろうスペシャルデー2022』を開催いたします。

 

🔷日時 令和4年8月11日(木・祝) 11:00~21:00

※開館時間は、9時~21時、当日は入館料無料

🔷会場 舞鶴引揚記念館

🔷内容

■11:00~20:00 「引き揚げクイズラリー」

内 容:館内を巡りながらクイズを解くゲーム

■11:00~11:30 「引き揚げってなに??(館内語り部ツアー)」

内 容:NPO法人舞鶴・引揚語りの会による案内付きツアー

※毎土・日曜日と祝日に実施

13:30~15:00 「キッズセミナー」 

内 容

①学芸員による講話「引き揚げと舞鶴のかかわり」

②学生語り部による館内案内

対象者は市内小学4~6年生 30人(申し込み先着順)

参加費  無料(引き揚げを知ろうスペシャルデーのため、入館料も不要)

募集締切 8月5日(金)

その他 

・参加者にはオリジナルプレゼントを差し上げます

・保護者席も用意しています

・実施日は8月11日(木・祝)13時30分~15時

「キッズセミナー」の参加者は、7月25日(土)からです。

ご応募お待ちしております!

【申込方法】 舞鶴引揚記念館へ

【申込期間】7月25日(月)~8月5日(金)

対象者は市内小学4~6年生 30人(申し込み先着順)

電話(0773-68-0836)かFAX(0773-68-0370)

または Logoフォームからのいずれかで

Logoフォームはこちら☛ 

※申込時に「氏名、住所、電話番号、学校名、学年」

をお伝えください

 

■17:00~21:00 ~星に届ける平和の願い~ナイトミュージアム(夜間特別開館)

夜の館内を巡る発見ミュージアムや紙芝居の読み聞かせ、記念館入り口付近には平和のメッセージを添えて会場を彩るキャンドルイルミネーションが飾られ、いつもと違う夜の博物館をお楽しみください。

内 容:

◇紙芝居の読み聞かせ (NPO法人舞鶴・引揚語りの会)

①17:00~ ②18:00~

◇発見ミュージアム (舞鶴あそび隊。夜のミュージアムを探検。)

①17:30~ ②18:30~

☚昨年の様子

◇キャンドルイルミネーション(館前を平和の光で彩ります)

☚昨年の様子

 

 

令和4年度第2回企画展 「記憶の中の大連~満洲の玄関口 大連からハルピンへ~」

今年は舞鶴市と大連市が友好都市の提携をして40年を迎えます。

中国・大連市は、第2次世界大戦後に日本への引揚者の出発港となった都市の一つでした。終戦前の大連には20万人近い日本人が暮らしており、大連で生まれ育った方々が現在でも日本各地にいらっしゃいます。満洲の玄関口であった大連は当時の満洲各地で暮らしていた日本人にとっても馴染みの深い港町でした。本企画展では、終戦前後の大連の町を当館が収蔵する資料で紹介します。また、友好都市締結後の舞鶴市と大連市との交流の歴史を写真パネルであわせて展示いたします。

【展示期間】

令和4年7月16日(土)~ 令和4年10月16日(日)

※展示期間中の休館日:7月21日(木)、9月15日(木)

【場所】 

舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室 (企画展は無料。別途入館料が必要です)

【展示資料】

総点数 50点

・絵画 3点

・書籍等 7点

・ポストカード 10点

・『最新満洲寫眞帖』より抜粋の画像 30点

ぼくらはレンガのかけらを路上でこすりビー玉を作って遊んだ

山内 ジョージ氏 画

 

冬の大連で豆腐売りをした

山口 太一氏 画

 

「満州(大連市)の絵はがき」

大連の中心地大広場の壮観

 

 

「満州(大連市)の絵はがき」

大連・大山通の盛景

 

 

『最新満洲寫眞帖 附 旅順戦蹟』

昭和10(1935)年に発売された写真帳で、大連埠頭や南満州鉄道株式会社(満鉄)の本社等、大連を象徴する建物や場所、街並みを解説付きで紹介しています。

そのほかにも避暑地として賑わった星ヶ浦海水浴場やハルピン市街の風景なども紹介されているため、当時の大連や満洲の様子がわかる貴重な資料となってます。

チラシ 表面 ☛PDF

チラシ 裏面 ☛PDF

 

 

 

終了しました。ウズベク人研究者特別講演会「ウズベキスタンに抑留された日本人」を開催します!


講 師:シェルゾッド・ムミノフ氏(英国・イーストアングリア大学助教授)

日 時:令和4年7月9日(土)13:00~15:00

場 所:舞鶴引揚記念館 セミナールーム

参加料:無料(別途入館料が必要です)

定 員:30名

申し込み方法:舞鶴引揚記念館 ℡0773-68-0836



◆講演内容◆
旧ソ連の一部だったウズベキスタンに抑留された日本人や同じく抑留された
ドイツ人との比較研究の成果について講演される予定です。

※講演は日本語でされます。


終了しました。七夕イベント~星に願い~を開催します

「七夕」という身近なイベントを通じて、改めて平和の大切さについて考えていただく機会となればという思いを込めて、今年も平和へのメッセージや願い事を託した短冊の飾りつけを行います。

「引き揚げの日」ロゴマークの入った短冊に、地域の子供たちや記念館へお越しいただいたみなさんの、想いや願いをご記入いただき、星に願いを届けます。

皆さんもぜひご参加ください!

昨年の様子

《協力》NPO法人  舞鶴・引揚語りの会、 平こども園、大浦小学校、朝来小学校、 若浦中学校、 来館者のみなさん

 

 

【期間】令和4年7月1日(金)~7日(木)

【場所】舞鶴引揚記念館

【内容】平こども園児や、大浦小学校および朝来小学校児童、若浦中学校生徒が作成した平和のメッセージや願い事を書いた短冊を笹に飾り館内に展示します。 また、来館者のみなさんが作成した平和へのメッセージや願い事を書いた短冊を笹に飾りつけます。

 

※イベント期間中、メッセージを書いていただいた方には

引揚記念館のオリジナル記念品を進呈させていただきます❕

 

 

5月5日「こどもの日イベント」ご来館ありがとうございました

5月5日㊗の「こどもの日」に、舞鶴引揚記念館1日無料開放

こどもの日イベントを3年ぶりに開催しました。

イベントチラシ

丸太切り体験コーナー

 

クイズラリー

 

館内語り部ツアー

 

学生語り部による館内案内

 

 

学生語り部による紙芝居の上演

 

 

丸太切り体験やクイズラリー、館内語り部ツアーなど大勢の方にご参加いただきました。

ありがとうございました 🙂

学生語り部の紙芝居も好評でした!今後の活躍にもご期待ください。

終了しました。企画展「令和3年度 舞鶴引揚記念館全国巡回展in 沖縄」について

舞鶴市では、忘れてはならない引揚げの史実を後世に継承する事業として、引揚港の歴史を有する全国の都市に御協力をいただき、全国巡回展を平成28年度から開催しております。

今年度は、沖縄県中頭郡中城村との共催で開催することになりました。

本企画展は京都府舞鶴市・舞鶴市世界記憶遺産保存活用推進委員会と共同で開催する「久場崎と舞鶴―ふたつの港の戦後引揚げ―」です。久場崎は主に南方からの、舞鶴は主に北方からの、引揚者を受け入れた港です。これ以外にも、いろいろな面で異なる特徴を持っています。展示内容も、久場崎パートと舞鶴パートに分け、それぞれの戦後引揚げを同時に見ることで、戦後引揚げについてより深く知っていただくことができます。

舞鶴引揚記念館の巡回展としては沖縄初の開催であり、3月20日(日)午前中には舞鶴で史実の継承活動を行っている中~大学生(「学生語り部」)による展示解説も予定されています。

<展示概要>

1 会期  : 舞鶴パート、 令和4年3月12日(土)~3月27日(日)

2 開館時間: 10:00~17:00

3 休館日 : 毎週火曜日、第3木曜日、3月23日

4 入館料 : 無料

5 主催  : 中城村、舞鶴市、舞鶴市世界記憶遺産保存活用推進委員会

6 会場  : 中城村護佐丸歴史資料図書館3F企画展示室

 

☞PDFは(表面)コチラ

☞PDFは(裏面)コチラ

開会セレモニーの様子 展示風景 久場崎引き揚げの地

 

 

終了しました。レクチャーコンサート「シベリア抑留の音楽・文化 ~記憶の継承へ~」を開催します

引揚記念館では、引き揚げやシベリア抑留の史実の継承事業として、シベリア抑留中の過酷な状況下の中で行われていた多様な文化活動に着目した研究者の方々とのコラボ事業「レクチャーコンサート(講演と演奏会)」を開催いたします。


日時 令和4年2月27日(日) 14時~
会場 舞鶴引揚記念館 セミナールーム
内容 レクチャーコンサート

講話1 「シベリア抑留とは」

講師:小林昭菜氏  (多摩大学専任講師・政治学博士)

講話2 「シベリア抑留の音楽・文化」

講師:森谷理沙氏 (桜美林大学非常勤講師・芸術学/音楽博士)

演奏 シベリア抑留下の日本人収容所で抑留者たちを癒した音楽など

※曲目等詳細については、決まり次第お知らせします

 

参加料  無料 (別途入館料が必要)
 小林 昭菜氏(日ソ関係史)

法政大学大学院政治学研究科博士課程修了。

法政大学非常勤講師を経て現在多摩大学専任講師。

「第1回村山常雄記念シべリア抑留研究奨励賞」受賞。著書に「シベリア抑留-米ソ関係の中での変容」

(2018岩波書店)

 

 森谷 理紗氏(音楽学)

東京藝術大学楽理科卒業・同大学院修士課程修了(音楽学)、モスクワ音楽院博士課程修了(Ph.D芸術学/音楽学)、2019年より日本学術振興会特別研究員(大東文化大学)、2021年より桜美林大学非常勤講師。

第2回村山常雄記念シべリア抑留研究奨励賞受賞、2021年カワイサウンド技術・音楽振興財団研究助成受賞。

 

🎵 講師からのメッセージ 🎵

「極寒」「飢餓」「重労働」のいわゆる三重苦が、シベリア抑留の代名詞のようになっていますが、そのような過酷な状況のなかで多様な文化活動が行われていたことはあまり知られていません。祈る気持ちで彫られた仏像や、娯楽のための囲碁、将棋、日記のように綴られた詩や俳句、そして新たな詩をのせて歌われたメロディなど、生死の境界線にあっても創造的な行為を行う人間の姿が確かに存在していました。

こうした自発的な創造活動はやがてサークルや演芸会となり、各地で楽劇団が結成されるようになっていきます。今回のレクチャーコンサートでは、これまでの研究成果をもとにシベリア抑留下の日本人収容所で鳴り響いていた音楽や音風景を再現しつつ、当時の音楽・文化を紹介し歴史の継承について考えていきます。

 

 

 

令和3年度第4回企画展 新収蔵品展~記憶がつなぐ未来~

舞鶴引揚記念館では、引き揚げやシベリア抑留に関する資料を収集しています。本企画展では令和2年度に新たに収蔵された26件109点の資料を紹介します。今回展示する資料は、家族にも多くは語られなかったものがほとんどです。しかし、資料の中には当時の状況が記録として整理され、貴重な情報として残されているなど、体験者の“後世へ史実を伝えたい”という強い想いが感じられます。
体験者の方から直接話を聞ける機会が少なくなっている現在、私たちは残された資料からその思いを読み解き、体験者が伝えたかった記憶をつなぎ未来へ発信する機会となれば幸いです。

【展示目的】

シベリア抑留および引き揚げに関連する新たな資料を紹介するとともに、引き揚げの史実を継承し平和の尊さを発信する資料の提供協力を呼びかける展示です。

【展  示】

令和4年1月22日(土)~ 令和4年4月17日(日)

※展示期間中の休館日:2月17日(木)3月17日(木)

【場  所】

舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室 (企画展は無料。別途入館料が必要です)

【展示資料】

 総点数 26件 109点

 内訳:令和2年度寄贈資料

<参考> 年度別寄贈点数

令和元年度・・・52件164点

平成30年度・・・36件148点

平成29年度・・・47件141点

【主な展示資料】

  <船員手帳>  

寄贈者:橋本繁(はしもとしげる)氏

続 柄:長男

資料内容

寄贈者の父・西野由造(にしのよしぞう)氏が使用していた船員手帳。西野氏は引揚船「山澄丸」に操舵手として昭和23年9月3日から昭和24年8月25日まで乗船していた。

 

            

 

 

 

海軍志願兵徴募ポスター>

寄贈者:竹内稔(たけうちみのる)氏

資料内容

昭和21年度採用の海兵募集ポスター。民家のリフォーム時に屋根裏から出てきたもので、破棄されるものを寄贈者が引き取った。ポスターの下には当時募集していた兵種や試験内容などが書かれている。

 

<抑留体験者の父が所持していた抑留関連資料>

寄贈者:倉光眞理子(くらみつまりこ)氏

続 柄:長女

資料内容

寄贈者の父で抑留体験者だった三輪国光(みわくにみつ)氏が所持していた資料。三輪氏は生涯にわたり、抑留について家族に話すことはほとんどなかったが、所持していた資料には抑留中に使用していたものや抑留体験記などがあり、一つ一つにどこで使用していたか、自作したものかなど情報を詳細に書き残している。

<舞鶴にて帰還者を迎えている様子の写真>

寄贈者:佐々木直人(ささきなおと)氏

続 柄:曾孫

資料内容

寄贈者の曽祖父・斉藤惣一氏が引揚援護庁長官時代の活動写真。シベリアから帰還した日本兵たちに声をかけている様子が写されている。写真の裏面に「引揚援護庁長官時代 (1)シベリアよりの帰還者を迎えて 舞鶴にて 1948年」と書かれている。

<舞鶴での引き揚げの様子を撮影したネガ>

寄贈者:山田仁士(やまだひとし)氏

資料内容

舞鶴での引き揚げの様子を撮影したもの。服装から民間人の引き揚げの様子とみられ、桟橋から引揚援護局へ向かうバスに乗る引揚者や、家族と再会し涙を流す人たちの姿が写されている。

 

<外套>

寄贈者:澤木宏之(さわきひろのり)氏

続 柄:長男

抑留地:ブラゴエシチェンスク

資料内容

寄贈者の父が戦時中からシベリアに抑留されていた間に使用していた外套。外套は当時の日本軍のもので、袖が取り外せるようになっている。抑留中に空腹のあまり袖と食糧を交換するものもいたが、袖がない理由についての詳細は不明。

 

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