終了しました
7月7日(土)より、抑留体験者の佐藤清氏が描いた
シベリア抑留の回想記録画の展示をおこなっています。
佐藤氏は戦後50年にあたる平成7年(1995)に舞鶴市と京都市美術館で
開催した「シベリア抑留画展」で展示された、抑留体験者の方々の描いた
回想記録画を後世へ抑留の記憶を伝える資料として当館への寄贈を
呼びかけた一人でした。
その後も、全国にいる抑留体験者が描いた回想記録画の寄贈を
よびかけました。
戦後60年が過ぎたころ、戦争の記憶の風化とともに抑留の記憶も
だんだんと薄れ、当館の入館者も減少の一途をたどる中で、
引揚記念館の今後のあり方を検討する委員としても尽力されました。
平成26年7月28日に88歳の生涯に幕を閉じましたが、遺された佐藤氏の
回想記録画から絵画に託された願いが伝われば幸いです。