戦後、13年間に渡り66万人もの引揚者を温かくお迎えした「引き揚げのまち」舞鶴市では、戦後78年が経ち、薄れゆく海外引揚事業という史実と再び繰り返してはならない戦争の悲惨さを後世に語りつぎ、平和への願いを発信する機会として、引き揚げ第1船入港日である10月7日を「舞鶴引き揚げの日」と制定しました。今年は、「舞鶴引き揚げの日」にあたります10月7日(土)に、平和祈念式典を開催いたします。平和祈念式典終了後には、15時から17時まで立教大学名誉教授山本顕一氏による公開講演会(オンライン)、18時から19時30分には、ユウサミイ氏によるお話とミニライブを行いますのでぜひご参加ください。
また、この機会に、「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料をはじめ世界的に重要な資料を多くの方にご覧いただき関心を高めていただくよう10月7日(土)は一日無料開放します。
なお、当日は、ライブ終了後に閉館。(最終入館は19時となります。)
平和祈念式典
◆開催日時 令和5年10月7日(土)午後2時から
◆開催場所 引揚記念公園
◆主 催 舞鶴市
◆協 力 舞鶴文化協会、舞鶴・引揚語りの会
◆内 容
・興安丸時鐘点打 |
・黙とう |
・式辞 |
・献茶(舞鶴文化協会 茶道連盟) |
・献花(舞鶴文化協会 華道連盟) |
・平和へのメッセージ
(来賓、若浦中学校生徒会代表、大浦・朝来小学校児童会代表) |
・合唱 舞鶴子どもコーラス メッセージ(作詞作曲:ユウサミイ氏)、故郷 |
👆2022年式典での献花の様子
<関連イベント>
シベリア抑留時の食事であったコーリャンがゆや引揚者のお迎えにふるまったふかしいもなど当時を偲び再現。また、引揚者にふるまったお茶や引揚記念公園などで市民が異国で亡くなった人々の慰霊に献茶をされた活動を偲び、呈茶を実施します。
〇当時の食の体験 13時~ (コーリャンがゆ、ふかしいもなどのふるまい)なくなり次第終了
協力:舞鶴・引揚語りの会
〇呈茶 13時30分~15時 先着100名に抹茶のふるまい
協力:舞鶴茶道連盟
〇立教大JICE × 舞鶴引揚記念館 公開講演会(オンライン)
(1)時 間 15時~17時
(2)会 場 舞鶴引揚記念館 セミナールーム
(3)演 題 「極北の収容所ラーゲリより来た遺書を胸に~今を生きる人たちへ伝えたいこと」
(4)講 師 立教大学名誉教授 山本顕一氏
※映画「ラーゲリより愛をこめて」主人公の山本幡男氏のご子息
(5)その他 立教大学会場とつないだオンライン配信
〇お話とミニライブ~夜間特別開館
(1)時 間 18時~19時30分 終了予定
(2)会 場 舞鶴引揚記念館 セミナールーム
(3)出 演 ユウサミイ氏
※音楽劇「君よ生きて」音楽監督
《ユウサミイ氏の紹介》
ミュージシャン。シンガーソングライター。20代からオーストラリアに移住し、2007年から日本でのライブ活動も行いながら2013年に日本に帰国。2014年に舞鶴市も資料提供などで制作に協力したシベリア抑留や引揚港舞鶴を舞台に時空を超え若者の苦難と希望を描いた「音楽劇 君よ生きて」の音楽監督を務められたのをきっかけに、2018年の舞鶴市中学校文化祭典の合唱曲にユウサミイ氏の曲「メッセージ」が選ばれるなど舞鶴とも縁が深い。
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