舞鶴・引揚語りの会創立20周年 「語りの会記念講演会」の開催について

 

シベリア抑留や引き揚げ体験者の想いを受け継ぎ、舞鶴引揚記念館などで「語り部」として活動する「NPO法人舞鶴・引揚語りの会」は、本年、創立20周年という節目を迎えます。これを記念し、語りの会による記念講演会を引揚記念館で開催することとなりました。

今回の講演会では、ユネスコ世界記憶遺産登録資料「白樺日誌」と、シベリアの収容所で抑留者に寄り添い心の支えとなった犬「クロ」の物語をとおして、シベリア抑留の史実や抑留体験者の想いをお伝えします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

日 時:令和7年10月26日(日) 11時00分~

場 所:舞鶴引揚記念館 

内 容:「白樺日誌を読み解く~和歌から見るシベリア抑留」

            「紙芝居クロ シベリア抑留者とともに~クロの航跡」

参加費:無料(別途入館料は必要です)

舞鶴引揚記念館で展示中!「折り鶴アート」~平和の願いを未来につなぐ~

 

戦後80年、海外引揚80年、ユネスコ世界記憶遺産登録10周年という大きな節目に、引き揚げのまち舞鶴からまちぐるみで平和の願いを発信する取り組みとして、市民の皆さんや市外、府外の皆さんに折っていただいた折り鶴で「折り鶴アート」制作し、10/12(日)の平和祈念式典(会場:舞鶴市総合文化会館)で、完成披露をおこないました。

折り鶴アートは、平和のシンボル「ハト」と舞鶴の「海」が描かれた戦後80年の「平和の願いを未来につなぐ」シンボルデザインを、白色・青色・紺色・水色など、全8色の折り鶴で彩るもので、サイズは高さ2.7m、横幅1.8m。

式典に参加いただいた約1,400人の皆さんに見守られながら、鴨田舞鶴市長と市内の小学生が最後のパーツを組み込み、25,107羽の折り鶴で平和の願いを未来につなぐ大きなアートが完成しました。

折り鶴アートは、舞鶴引揚記念館で展示中でずので、ぜひ、お近くでご覧ください!

折り鶴アートに込められた平和の願いが、未来の世代へと届きますように...

◆場 所
 舞鶴引揚記念館

◆休館日
 毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)
 年末年始  12/29~1/1

◆折り鶴アートのみご覧いただく方は...
 入館前に受付へお申し出ください。
 折り鶴アートのみご覧いただく場合は入館料は不要です。

 

折り鶴アート「平和の願いを未来につなぐ」

平和祈念式典「最後のパーツを組み込み完成披露」

舞鶴引揚記念館 令和7年度 第3回企画展「世界記憶遺産登録10周年特別展Ⅱ」

舞鶴引揚記念館では、令和7年度第3回の企画展「世界記憶遺産登録10周年特別展Ⅱ」を下記の日程で開催しますのでお知らせいたします。

今年は平成27年(2015)に当館が収蔵する資料の中から570点がユネスコ世界記憶遺産に登録されて10年の節目を迎えます。登録10年の節目に際して、当館が収蔵する記憶遺産登録絵画の展示をおこないます。

◆展示期間

令和7年10月11日(土)~令和8年1月18日(日)

※展示期間中の休館日:毎週水曜日、12月29日~1月1日

◆場 所

舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室(企画展は無料。別途入館料が必要です)

◆展示資料

・木内信夫画24点、羽根田光雄画36点、安田清一画1点

※10月7日(火)~12日(日)に舞鶴市総合文化会館で開催する「シベリア抑留・引き揚げ画展」では、木内信夫氏16点、羽根田光雄氏15点、安田清一氏1点(いづれも複製)を展示予定です。

【作者:木内信夫氏について】

・大正12年(1923)11月東京生まれ。終戦後にウクライナのスラビャンスクに  抑留される。

・昭和23年(1948)7月、恵山丸で舞鶴に帰還。

・令和3年(2021)4月24日逝去 97歳

 シベリアから帰還直後の昭和24年(1949)ごろに自身の抑留体験を描く。労働などの苦しい場面だけでなく、ウクライナの人々との交流の様子など多面的に体験を描いている。今回の展示では40点ある内の24点を展示。

「わが青春の浪漫抄」

【作者:羽根田光雄氏について】

・明治43年(1910)宮城県生まれ

・昭和20年(1945)終戦後ウォロシーロフに抑留される

・昭和22年(1947)舞鶴に帰還  没年不詳

 昭和55年(1980)ごろから翌年にかけて自身の抑留体験を説明書きを入れて描いた。記録性が高いことが評価された。今回の展示では50点のうち36点を展示

徹夜の埋葬

【作者:安田清一氏について】

・大正11年(1922)東京生まれ

・昭和20年(1945)終戦後、チェレンホーボ(チェレンホワ)などに抑留される

・昭和24年(1949)舞鶴に帰還

・平成31年(2019)4月逝去 97歳

 抑留中の昭和22年(1947)ごろにソ連軍からイルクーツクのメーデーの様子を描いてくるよう命令され、その際に渡された2冊のスケッチブックのうち1冊をもらい受け収容所や町の様子を描いた。唯一、抑留中に描かれた記録画。

 

 

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終了しました。舞鶴引揚記念館 引き揚げ開始80年「夏休みスペシャルデーと館内語り部ツアーWEEK」の開催について

舞鶴引揚記念館 引き揚げ開始80年「夏休みスペシャルデーと館内語り部ツアー
WEEK」の開催について
夏休み期間中、そして、終戦記念日を迎える8月に、シベリア抑留や引き揚げの史実をとおして、子どもから大人まで多世代で楽しんで学べるイベントなどを開催します。
引き揚げ開始80年・ユネスコ世界記憶遺産登録10周年の節目を迎えた今年は、市民や市民団体、地域の皆さんと協働して、さらに内容盛りだくさんでおこないます。
この夏は、ぜひ引揚記念館の夏のイベントへお越しください!

1.「引き揚げを知ろう!夏休みスペシャルデー2025」開催について
(1)日時   令和7年8月11日(月・祝)  10:00〜20:00
        開館時間は9:00〜20:00
        ※当日は終日入館料無料
(2)会場   舞鶴引揚記念館
(3)特別協力 日本クラウン:山本 和恵 氏
        箏演奏家:立道 明美 氏

△過去の様子(キャンドルイルミネーション)
(4)内容
 【1部 10:00〜17:00】
 ◆「引き揚げクイズラリー 10:00〜17:00」
  館内を巡りながらクイズを解くゲーム
  参加者には「オリジナルグッズ」をプレゼント!
 ◆「体験ワークショップ 〜千人針〜 10:00〜17:00」
  こどもたちでビーズを貼って千人針を作ろう
  協力:NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」
 ◆「館内語り部ツアー ①11:00〜、②13:30〜」
  NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」による約30分間の案内付きツアー

△過去の様子(語り部ツアー)
◆「引き揚げ紙芝居 ①11:00〜、②15:00〜」
シベリアからやってきた犬「クロ」の物語
◆「抑留かるた大会 14:00〜」
シベリア抑留体験者が描いた「かるた」でゲーム

△過去の様子(かるた)
◆学生語り部による館内の案内(随時予定)

△過去の様子(学生語り部)
◆その他
ビデオ上映など

【2部 17:00〜20:00 夜間特別開館】
◆〜光と音に包まれる平和の願い〜ナイトミュージアム
引揚記念館前にはキャンドルイルミネーション。来館者や地元の小学生が描いた平和への願いとともに灯
ります。
いつもと違う夜の博物館をお楽しみください☆
◆「日本クラウン 山本 和恵 氏 17:00〜」
「岸壁の妻〜母は白寿になりました」 ほか
◆発見ミュージアム「夜のミュージアムを探検! ①17:30〜、②18:30〜」
◆「ウズベキスタン民族舞踊&トークショー 17:40〜」
 ◆「箏の演奏(箏演奏家 立道 明美 氏)18:30〜」
  内容:ウズベキスタン共和国の「バフシ国際アートフェスティバル」で入賞されるなど、
     ウズベキスタンとも縁が深い箏演奏家の立道明美さんによる箏の演奏。
  演目:「遥かなるナボイ劇場」(作曲:眼流義治氏、語り文:サワジロウ氏)
     ウズベキスタンのナボイ劇場の建設に日本人抑留者が従事した逸話を描いた作品。
     語り:演劇サークル「やまびこ」森下弘理さん   ほか
 ◆「シベリア抑留映像 随時」
 ◆「icaダンスNiji 19:30〜」
 ◆「届け平和の願い〜ライトバルーン〜 20:00〜」
  平和の願いを込めて夜空に光る風船を浮かべましょう

△過去の様子(ライトバルーン)

2.「館内語り部ツアーWEEK」の実施について
普段は土日祝日限定で人気の館内語り部ツアーを、期間中は特別に毎日実施します。
(1)期間  令和7年8月9日(土)〜17日(日)
       ※8月13日(水)休館日を除く
(2)時間  11:00〜、13:30〜 の毎日2回
(3)内容  語り部の案内で館内を巡るツアー。所要時間は約30分。
(4)実施  NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」
(5)その他 ・事前申し込みは不要。当日お越しください。
       ・無料。ただし入館料は必要です。 (8月11日はイベント開催のため入館料無料)

3.学生語り部による館内案内
夏休みにあわせて、次世代による次世代への継承として、学生語り部が活動します!
(1)期間 令和7年8月中の土日祝日
      8月9日(土)〜17日(日)は毎日開催
※8月13日(水)休館日を除く
(2)時間 10:00〜16:00頃
(3)内容 学生語り部による展示解説
舞鶴引揚記念館ホームページ
舞鶴引揚記念館のホームページです。ぜひご覧ください!
(下記をクリックしてください。)
https://m-hikiage-museum.jp/

舞鶴引揚記念館 令和7年度第2回企画展 「世界記憶遺産登録10周年特別展Ⅰ」について

舞鶴引揚記念館では、令和7年度第2回の企画展「世界記憶遺産登録10周年特別展Ⅰ」を下記の日程で開催しますのでお知らせいたします。

今年は平成27年(2015)に当館が収蔵する資料の中から570点がユネスコ世界記憶遺産に登録されて10年の節目を迎えます。登録10年の節目に際して、日本で記憶遺産登録第1号となった福岡県田川市の山本作兵衛氏の炭坑の記録画の展示をおこないます。

展示期間

令和7年7月12日(土)~ 令和7年10月5日(日)

※展示期間中の休館日:毎週水曜日

 ◆場 所 

舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室 (企画展は無料。別途入館料が必要です)

◆展示資料 

 ・水彩画10点、墨画10点

山本作兵衛氏は明治から昭和にかけて福岡県の筑豊地方の炭坑での労働の様子や人々の暮らしなど、絵画と解説文で詳細にその記録を残しました。 日本の近代化を支えた炭坑の記録画として、その重要性などが評価された貴重な資料です。

【作者:山本作兵衛氏について】

・明治25年(1892)福岡県生まれ

・明治33年(1900)弟の初節句にもらった加藤清正の人形を繰り返し写生

・明治36年(1903)図画の課題で帽子を写生し先生に褒められる

・明治39年(1906)山内坑に入坑

・明治45年(1912)徴兵検査を受けるが難聴などの理由で免除される

・同年、九州鉄道管理局に二年契約で鍛冶見習いとして就職

・大正5年(1916)水町タツノと結婚

・同年、上三緒坑の親元に戻り仕繰夫となる

・大正7年(1918)長子ハツ子出生(3ヶ月後に死去)

・大正8年(1919)長女ハル子出生

・大正11年(1922)長男光 出生

・大正13年(1924)次男大吾 出生

・昭和3年(1928)次女ミネ出生

・昭和5年(1930)三女富美 出生

・昭和10年(1935)三男照雄 出生

・昭和20年(1945)長男光 戦死

・昭和33年(1958)炭坑の記録画を画用紙と墨で描くようになる

・昭和37年(1962)朝日新聞に記事が初めて掲載される

・昭和39年(1964)交通事故に遭う

・昭和42年(1967)山本作兵衛の人と芸術を紹介したNHKの番組が放映

・昭和49年(1974)炭坑模写大壁画9点が田川市立図書館に寄贈される

・昭和50年(1975)田川市文化功労者受賞

・昭和54年(1979)田川市石炭資料館建設専門委員会委員となる

・昭和59年(1984)NHK日曜美術館に出演

・同年12月、92歳で逝去

 

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終了しました。5月5日(月)こどもの日のイベントについて

舞鶴引揚記念館1日無料開放・こどもの日イベント

引揚記念館では、5月5日の「こどもの日」にあわせて、「こどもの日は引き揚げの歴史を知ろう」をテーマに、引き揚げやシベリア抑留の歴史に触れ、家族で学べるイベントを開催します。皆様のご来館をお待ちしております。

日 時  令和7年5月5日(月・祝) 10:00~15:00

      館内見学は9:00~17:00(最終入館は16:30)

      (当日は入館料無料)

会 場  舞鶴引揚記念館

内 容

🔶「引き揚げクイズラリー」10:00~15:00(最終受付14:30)

館内を巡りながらクイズを解くゲーム

🔶「シベリア抑留生活体験コーナー」10:00~15:00

丸太を切って労働を体験・零下を再現!極寒体験

▲昨年の様子(丸太切り)

🔶「食の体験コーナー」10:00〜無くなり次第終了

 黒パン・コーリャン粥・すいとん

▲昨年の様子(食の体験)

🔶「紙芝居の上演」10:30~/13:00~の2回

シベリアからやってきた犬「クロ」の物語

🔶「シベリア抑留いろはかるたゲーム」11:00~/13:30~の2回

シベリア抑留経験者が描いた「かるた」で勉強しながら楽しもう!

 

▲昨年の様子(紙芝居とかるた)

🔶「館内語り部ツアー」11:00~11:30/13:30~14:00の2回

NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」による約30分間の案内付きツアーです。

※4/29~5/6は毎日実施(4/30の休館日を除く

🔶「千人針で平和の願いを繋ぐ」

NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」の取り組み

こどもたちでビーズを貼って作ろう!

▲昨年の様子(千人針の様子)

🔶学生語り部による館内の案内(随時予定)

▲昨年の様子(学生語り部館内ガイド)

 🔶その他

ビデオ上映 など

【受付終了】ユネスコ世界記憶遺産登録10周年記念 次世代による継承を考える「平和未来フォーラム」について

募集していた予定人数に達したため、「平和未来フォーラム」へのご参加は、締め切らせていただきます。たくさんのお申込みありがとうございました。

次世代による継承を考える「平和未来フォーラム」~シベリア抑留と引き揚げ 未来へ語り継ぐもの~

「舞鶴引揚記念館 次世代による継承を考える平和未来フォーラム」について詳細が決まりましたのでお知らせいたします。

今回のテーマは、戦後80年、薄れゆくシベリア抑留や引き揚げの史実から学び、後世へ継承するべきものは何か、 担い手はだれか、  体験者の想いを聞き、若い世代が自らのことばや最新の技術で伝える活動を紹介しながら、それぞれが、それぞれの平和への取り組みを通じ、未来への希望について考えます。

舞鶴引揚記念館は、令和7(2025)年は、戦後・海外引揚開始80年、ユネスコ世界記憶遺産登録10周年になります。国内で唯一、引き揚げ事業の全期間(1945-1958年)を引揚港として約66万人の生還者を迎えた“引き揚げのまち舞鶴”。「体験者なき戦後」のはじまりにむけて、「次世代への継承」から「次世代による継承」へ引き揚げの記憶を有し、継承を託されたまちの使命として、さらに取り組みを深化させ、舞鶴から平和の願いを世界へ、未来へとつなげていきます。

 

開催日時:令和7(2025)年3月23日(日)13時30分~16時30分

場  所:新宿住友スカイルーム 5

所  在  地:東京都新宿区西新宿2丁目6-1 新宿住友ビル47階

主  催:舞鶴市

協  力:帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館[総務省委託])

定  員:先着70人 要予約

【内  容】

■第1部:

●体験者のお話し シベリア抑留体験者 西倉 勝 氏

●事業報告/「引揚港舞鶴と世界記憶遺産の取り組み」舞鶴引揚記念館

●実践発表 ①最新AIによる証言動画との対話 舞鶴工業高等専門学校生

②メタバースによる収容所の再現 濱 大貴 氏

■第2部:

●パネルディスカッション

テーマ『ことば×最新技術「次世代への継承」から「次世代による継承」へ』

🔷出演者🔷

アドバイザー:帰還者たちの記憶ミュージアム 館長 増田 弘 氏

コーディネーター:多摩大学准教授 小林 昭菜 氏

パネリスト: デジタルハリウッド大学大学院生  濱 大貴 氏

多摩大学4回生 徳田 唯香 氏

舞鶴引揚記念館 学生語り部 中学生

舞鶴引揚記念館 学生語り部 高校生 等

申し込み方法:

「氏名、住所、電話番号」を

電話(0773-68-0836)、FAX(0773-68-0370)

メール:maizuruhikiagekinenkan@nike.eonet.ne.jp

申し込みフォームで 舞鶴引揚記念館へ

 

 

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舞鶴引揚記念館の開館について

舞鶴引揚記念館は、令和6年12月1日(日)から玄関前通路の修繕工事のため臨時休館しておりましたが、当初予定のとおり令和7年1月16日(木)から再開します。

なお、開館にあたり「ユネスコ世界記憶遺産登録10周年記念回想記録画展 羽根田光雄の抑留体験記録」を下記のとおり展示いたします.

◆開館日時:令和7年1月16日(木)午前9時

◆展示期間:令和7年1月16日(木)~4月20日(日)

◆場  所:舞鶴引揚記念館 企画展示室

(展示室は無料。別途入場料が必要です。)

【展示概要】

ユネスコ世界記憶遺産登録10周年記念 回想記録画展 羽根田光男の抑留体験記録

2015(平成27)年10月10日、舞鶴引揚記念館が所蔵する資料のうち570点がユネスコ世界記憶遺産に登録されました。

登録10周年の節目の年を迎えたことを記念し、ユネスコ世界記憶遺産登録資料から、シベリア抑留の記憶をもとに当時の生活や引揚船での様子などを帰国後に思い出して描かれた羽根田光雄氏の絵画50点を展示します。

羽根田氏の記録画は、ソ連領へ連行される場面から日本へ帰国するまでが時系列で描かれています。それぞれに説明書きが添えられており、当時の様子がより詳細にわかるため記録性が高いと評価されている資料です。

※2月3日(月)からは、新収蔵品展の開催を予定しております。

詳細は、決まり次第お知らせいたします。

「ナホトカ上陸」

「夜の雪中登山」

「星空」

終了しました。特別展示「京都舞鶴―世界記憶遺産×日本遺産巡回展in丸の内」を開催します

令和7(2025)年は、戦後・海外引揚開始80年、ユネスコ世界記憶遺産登録10周年になります。国内で唯一、引き揚げ事業の全期間(1945-1958年)を引揚港として約66万人の生還者を迎えた“引き揚げのまち舞鶴”。「体験者なき戦後」のはじまりにむけて、「次世代への継承」から「次世代による継承」へ引き揚げの記憶を有し、継承を託されたまちの使命として、さらに取り組みを深化させ、舞鶴から平和の願いを世界へ、未来へとつなげていきます。

この度、全国から託された世界的に重要なユネスコ世界記憶遺産に登録された登録されたシベリア抑留や引き揚げに関する資料と舞鶴市の海軍ゆかりの日本遺産関連資料を初めて同時に紹介する『特別展示「京都舞鶴―世界記憶遺産×日本遺産巡回展in丸の内」』をKITTE(東京・丸の内)で開催します。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

期 間   令和6(2024)年12月23日(月)~26日(木) 4日間

時 間   10時~19時

場 所   東京シティアイ パフォーマンスゾーン

所在地   東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 KITTE 地下1階

アクセス  東京駅丸の内南口から徒歩約1分

入場料  無料

内容:

【展示】

・日本遺産に認定された旧海軍の舞鶴鎮守府の歴史から引き揚げに至る、舞鶴の歴史を紹介

・ユネスコ世界記憶遺産登録資料(レプリカ)を中心に展示

[白樺日誌、手作りのメモ帳、俘虜用郵便葉書、抑留体験画ほか]

・舞鶴引揚記念館の継承の取り組み紹介

【特設コーナー】

・11年間の家族の絆となった俘虜用郵便葉書にフォーカスし、葉書の内容が読める書き起こし

文コーナーや大切な人への思いを葉書型のメッセージカードに書いて張り出すコーナーを設置

・舞鶴の土産物を販売コーナー

【日替わりミュージアムトーク】

・期間中、毎日11時~、14時~の2回、様々なテーマでミュージアムトークを行います。(各30分程度)

テーマ:「世界記憶遺産登録資料に込められた想い」「白樺日誌の和歌の世界」

「海軍ゆかりの食の秘密」「舞鶴のとっておきの観光めぐり」 などを予定

展示予定の「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料 ※展示はレプリカ

「白樺日誌」 「抑留体験画」木内信夫氏画
「抑留中に描かれたスケッチブック」

「抑留体験画」木内信夫氏画

舞鶴市立赤れんが博物館・舞鶴引揚記念館合同展「北緯五〇度でレンガを作った男たち」について

会期中の休館日が変更になりました。(12/5時点)

舞鶴引揚記念館は、玄関前通路の修繕工事に伴い、令和6年12月1日(日)から令和7年1月15日(水)は、臨時休館いたします。休館中は、舞鶴市立赤れんが博物館において、下記の日程で「舞鶴市立赤れんが博物館・舞鶴引揚記念館合同展」を開催いたしますので、ぜひご覧ください。

展示内容としまして、シベリア抑留中にれんが作りをしていた史実を体験者の記念誌「北緯五〇度でレンガを作った男たち」(サブタイトル)の中から、記録やれんが作りの作り方のイラストなどを紹介し、製造されたれんがの現物も展示します。

また、「引揚港舞鶴」や「シベリア抑留」「引揚記念館」などについてパネルで紹介するほか、シベリアで使われた防寒着やユネスコ世界記憶遺産に登録された「白樺日誌」などの資料も併せて展示します。

 

・開催場所:舞鶴市立赤れんが博物館(舞鶴市字浜2011番地)

・会期:2024年12月1日(日)から2025年2月2日(日)まで

・開館時間:午前9時~午後5時(最終入館は、午後4時30分まで)

・入館料: 一般 個人400円 学生(小学~大学)150円

詳しくは ➡ 赤れんが博物館HP

・会期中の休館日:年末年始(12/29~1/1)

※会期中の休館日変更のお知らせ:年末年始(12/29~1/3)

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