コロナウィルス感染症の影響で舞鶴引揚記念館の休館が5月31日まで延長となる中、当館初の試みとしてweb企画展『写真展 記憶のふりかえりをふりかえる』を4回シリーズで実施いたします。
第1回は「引き揚げ終了後の引揚港」
コロナウィルス感染症の影響で舞鶴引揚記念館の休館が5月31日まで延長となる中、当館初の試みとしてweb企画展『写真展 記憶のふりかえりをふりかえる』を4回シリーズで実施いたします。
第1回は「引き揚げ終了後の引揚港」
第二次大戦後、旧満州などからソ連のシベリアへ連れていかれた日本兵などは、いつ帰してもらえるかわからない中、飢えと重労働にさいなまれながらも、時にはスプーンなどを作り、また、ある時は少しでも生活に明るさを求めて麻雀牌や花札を自作して、モノづくりを始めました。
労働が終わった後のわずかな時間、モノづくりに熱中することで、一時的に不安から解放され生きる希望となりました。
「明日はここを仕上げよう」
「明日からはもう少し工夫したものを作ろう」
こうして、モノづくりは抑留者の生きる力となっていきました。
8回にわたって、普段展示室ではご覧になれない資料も含め、手作りされた”モノづくり“資料を特別に紹介していきます。

第二次大戦後、旧満州などからソ連のシベリアへ連れていかれた日本兵などは、いつ帰してもらえるかわからない中、飢えと重労働にさいなまれながらも、時にはスプーンなどを作り、また、ある時は少しでも生活に明るさを求めて麻雀牌や花札を自作して、モノづくりを始めました。
労働が終わった後のわずかな時間、モノづくりに熱中することで、一時的に不安から解放され生きる希望となりました。
「明日はここを仕上げよう」
「明日からはもう少し工夫したものを作ろう」
こうして、モノづくりは抑留者の生きる力となっていきました。
それでは、今回から8回にわたって、普段展示室ではご覧になれない資料も含め、手作りされた”モノづくり“資料を特別に紹介していきます。
第1回 食べる ☛こちらからご覧ください【PDF】
多くの引揚者をお迎えした舞鶴で、引き揚げ事業を支えた人々を紹介する『引揚を支えた人々の物語』
それぞれの立場で「出来ること」を懸命に取り組んだ人々の想いを紹介します。
第2回目は戦後の学生によるボランティアの先駆けともいわれる「在外父兄救出学生同盟」
戦前、中国、朝鮮半島、台湾など、外地で暮らしていた日本人の中には、進学のため大阪や東京などに単身でやって来る学生も多くいました。
親元を離れ暮らす学生たちは、終戦後、家族との連絡が途絶え、不安な日々を過ごしていました。「在外父兄救出学生同盟」は、戦争が終わったあと、生きているかどうか家族の消息が分からない・・・そんな同じ境遇の学生が中心となって、中国や朝鮮半島などから帰ってくる引揚者から現地の情報を得るために結成されました。彼らの活動をご紹介します。
第1回目は「岸壁の母」と呼ばれた端野いせさん(ここをクリックください)
引き揚げ当時、東京・大森に住んでいた、端野いせさんは昭和29年(1954年)に菊地章子さんが歌いヒットした歌謡曲「岸壁の母」のモデルとなった人物です。戦争が終わっても帰らぬ息子の無事を信じて、舞鶴港の岸壁で待ち続けた母の想いをお伝えします。
クロはハバロフスクの収容所で抑留者の心の支えとなり可愛がられた犬です。
過酷な抑留生活の中にあっても力強く生き抜いた抑留者に寄り添い、心の交流や人道の精神に助けられ、命を繋いだクロから、辛い中でも希望を持ち、前向きに日々を過ごしていただきたいとのメッセージをお届けしま
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、全国的に外出自粛が求められているなか、「おうちの楽しみ」を提供するため、舞鶴のコンテンツを動画で配信中。
引揚記念館編が完成しましたので、お楽しみください。
「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため、現在行っている臨時休館を令和2年5月31日(日)まで延長させていただきます。ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、全国的に外出自粛が求められているなか、「おうちの楽しみ」を提供するため、舞鶴のコンテンツを動画で配信します。市内観光事業者や市職員が協力し、作成した動画をお楽しみください。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、下記の期間を臨時休館させていただきます。
皆様には、ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申しあげます。
※なお、今後の状況により、再開日が変更になる場合がございますので、ご了承ください。
【開催期間延長! 7月19日(日)まで】
『写真展 記憶のふりかえりをふりかえる』
Memory of commemoration Back to 1970 and 1985
現在、開催中の企画展『記憶のふりかえりをふりかえる』は、コロナウィルス感染症の影響による休館措置のため、当初の開始予定日からご覧いただけませんでしたので、展示期間を延長します。
展示期間終了日 6月21日(日) ⇒ 7月19日(日)
※展示期間中の休館日:6月18日(木)、7月16日(木)
なお、ご自宅でも企画展の概要をご覧いただきたいという思いから、休館中に引揚記念館のホームページで公開しました「Web企画展」につきましても、好評につき当面の間、引き続き公開していますので、ぜひ、ご覧ください!
企画展の内容については、下記をご覧ください。
令和2年度第1回企画展
『写真展 記憶のふりかえりをふりかえる』
Memory of commemoration Back to 1970 and 1985
戦後75年とユネスコ世界記憶遺産登録5周年となる節目の年に、今日の取り組みにつながるターニングポイントとなった二つの事業を大切に保管してきた当時の写真から振り返り、その軌跡と継続して歩みを進める大切さを振り返り写真パネル紹介いたします。
【展示内容】
引揚港の一つだった舞鶴は、その記憶(歴史)を後世に継承するため、戦後25年に引揚港を見渡せる丘の上に「引揚記念公園」を開設し、メモリアルモニュメントとなる「平和の群像」を設置しました。
また戦後40年には引揚を振り返る行事として「引揚港 舞鶴を偲ぶ全国の集い」が開催し、全国から多くの体験者が再び舞鶴へ訪れました。こうした記憶を振り返り、史実を継承していく努力の一つ一つが、その後の舞鶴引揚記念館の建設やユネスコ世界記憶遺産登録の礎となっています。
【展示資料】
〇戦後25年・・・昭和45(1970)年「引揚記念公園」開設と「平和の群像」設置
竣工日:昭和45年3月8日
引揚記念公園竣工と平和の群像除幕式の式典
土台に設置される“平和の群像。”造成中の記念公園に設置される瞬間の平和の群像。
〇戦後40年…昭和60(1985)年「引揚港舞鶴を偲ぶ全国の集い」開催
開催日:昭和60年10月7日~10日
内 容:記念式典、入港再現など
「岸壁の母」を歌った歌手の菊池章子さんが引揚記念公園に植樹をする様子
再現された歓迎アーチ門の前で記念撮影をする引き揚げの母 田端ハナさんと小林善一舞鶴市議会議長(当時)
展示資料点数: 舞鶴市所蔵の写真70点
引揚記念館建設のきっかけとなった抑留体験者からの手紙1点
㊟2020年4月1日より一部料金が変わっています。