舞鶴引揚記念館開館30年・引揚最終船入港60年
舞鶴引き揚げの日制定記念
「平和祈念式典」と「スルタノフ館長との交流」
~平和への願いを未来へつなぐメッセージ~
引き揚げやシベリア抑留の史実と
13年間にわたり温かく引揚者を迎え入れた
まちの歴史を次世代へ継承するとともに
平和意識の高揚を図り、世界の恒久平和を念願することを目的に
引き揚げ第一船「雲仙丸」の入港日である
10月7日が「舞鶴引き揚げの日」に制定され、
その日に「平和祈念式典」を開催いたしました。
様々な想いを胸に、恒久平和を願うため、
関係機関や団体、市内小中学生など
約300人の皆様に参加いただきました。
舞鶴市長の式辞から始まった式典の様子
引き揚げ当時、舞鶴市民は引揚者の方々に
お茶のふるまいや生け花などで
温かくお迎えをした歴史があります。
その歴史と当時の舞鶴市民の方々の想いを受け継ぎ
献茶と献花をおこないました。
地元の若浦中学校 生徒会代表による平和へのメッセージ
地元の大浦小学校 児童会代表による平和へのメッセージ
国内外よりご臨席をいただいた皆様の紹介の後、
若浦中学校の生徒による合唱が行われました。
閉式の後、
当時の食体験として、
舞鶴・引き揚げ語りの会 と 舞鶴文化協会茶道連盟 のご協力で
コーリャンのお粥とふかし芋、呈茶のふるまいをいたしました。
今年度の平和祈念式典は、
未来を担う次世代も多く参加し
平和への願いを発信する機会として
素晴らしい式典となりました。
今後も当館は
薄れゆく海外引揚事業の史実と、
再び繰り返してはならない戦争の悲惨さ、
そして平和への願いを発信するため、
尽力してまいります。