終了しました。戦後100年に向けて次世代が考える「平和未来ワークショップ〜ピースボート100〜」の開催のお知らせ

体験者なき戦後の始まりを迎えようとしている今、戦後100年を見据え、未来を担う若い世代が地域を越えて集まり、学び、考える機会として、7月27日(日)に「次世代が考える平和未来ワークショップ〜ピースボート100〜」を開催します。

若い世代がそれぞれの活動を発表したり、思いや意見を交換したりすることで、史実の継承についての新たな気づきや平和な世界につながる行動について考えます。

当日は一般の方も聴講できますので、ぜひお越しください。(申し込み不要)

1.開催日時

令和7年7月27日(日) 13:30〜16:30

2.会  場

舞鶴市商工観光センター 5F コンベンションホール

3.参 加 者

舞鶴市内外の中学生、高校生、大学生 約70名

※参加者の募集は終了しております。

※一般の方の聴講は当日受付となっております(申し込み不要)

4.内  容

【第1部】13:30〜

◆有識者・ゲストのお話

◯小林 昭菜氏(関東学院大学准教授)「戦後80年を迎えてー遠くて近い抑留と引揚の歴史」

◯ポヤ ナジャさんのお話

アフガニスタン出身。東京在住。20歳。SPEEDO(アフガン NGO)と日本のNPO外国人女性サポート協会の通訳ボランティアメンバーとして活動中。小学生の頃、父親の研究の関係で来日し日本語を習得。中学校からアフガニスタンへ帰国。2021年8月にタリバンが実権を掌握して以降、家族とともに日本へ避難。現在、日本の大学への進学を目指して勉学中。

◆若い世代の継承の取り組み発表

◯舞鶴引揚記念館 学生語り部:次世代による引き揚げの史実の継承

◯舞鶴工業高等専門学校:最新技術で証言動画とのコミュニケーションシステム

◯福井県立敦賀高校創生部:人道の港 敦賀ムゼウムでのガイド活動など

ーー休憩ーー

【第2部】15:05〜

◆ディスカッション『戦後100年の平和へのデザイン〜「知る」から「創る」へ〜』

◯アドバイザー:東京女子大学名誉教授 黒沢 文貴 氏

◯コーディネーター:関東学院大学准教授 小林 昭菜 氏

★グループワーク

★全体ディスカッション

◆出演有識者プロフィール

アドバイザー:黒沢 文貴 氏
東京女子大学名誉教授。舞鶴市世界記憶遺産有識者会議会長。宮内庁書陵部編修課主任研究官を経て、外務省「日本外交文書」編纂委員などを務める。専門は日本近現代史。著書に『大戦間期の日本陸軍』(2000年「吉田茂」賞 2025年岩波現代文庫)、「歴史に向き合う 未来につなぐ近現代の歴史」(2020年)など。

コーディネーター:小林 昭菜 氏
関東学院大学准教授。専門は日ソ関係史。著書に「シベリア抑留 米ソ関係の中での変容」(2018年)。

「平和の願いを未来につなぐ」シンボル

舞鶴引揚記念館 引き揚げ開始80年「夏休みスペシャルデーと館内語り部ツアーWEEK」の開催について

舞鶴引揚記念館 引き揚げ開始80年「夏休みスペシャルデーと館内語り部ツアー
WEEK」の開催について
夏休み期間中、そして、終戦記念日を迎える8月に、シベリア抑留や引き揚げの史実をとおして、子どもから大人まで多世代で楽しんで学べるイベントなどを開催します。
引き揚げ開始80年・ユネスコ世界記憶遺産登録10周年の節目を迎えた今年は、市民や市民団体、地域の皆さんと協働して、さらに内容盛りだくさんでおこないます。
この夏は、ぜひ引揚記念館の夏のイベントへお越しください!

1.「引き揚げを知ろう!夏休みスペシャルデー2025」開催について
(1)日時   令和7年8月11日(月・祝)  10:00〜20:00
        開館時間は9:00〜20:00
        ※当日は終日入館料無料
(2)会場   舞鶴引揚記念館
(3)特別協力 日本クラウン:山本 和恵 氏
        箏演奏家:立道 明美 氏

△過去の様子(キャンドルイルミネーション)
(4)内容
 【1部 10:00〜17:00】
 ◆「引き揚げクイズラリー 10:00〜17:00」
  館内を巡りながらクイズを解くゲーム
  参加者には「オリジナルグッズ」をプレゼント!
 ◆「体験ワークショップ 〜千人針〜 10:00〜17:00」
  こどもたちでビーズを貼って千人針を作ろう
  協力:NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」
 ◆「館内語り部ツアー ①11:00〜、②13:30〜」
  NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」による約30分間の案内付きツアー

△過去の様子(語り部ツアー)
◆「引き揚げ紙芝居 ①11:00〜、②15:00〜」
シベリアからやってきた犬「クロ」の物語
◆「抑留かるた大会 14:00〜」
シベリア抑留体験者が描いた「かるた」でゲーム

△過去の様子(かるた)
◆学生語り部による館内の案内(随時予定)

△過去の様子(学生語り部)
◆その他
ビデオ上映など

【2部 17:00〜20:00 夜間特別開館】
◆〜光と音に包まれる平和の願い〜ナイトミュージアム
引揚記念館前にはキャンドルイルミネーション。来館者や地元の小学生が描いた平和への願いとともに灯
ります。
いつもと違う夜の博物館をお楽しみください☆
◆「日本クラウン 山本 和恵 氏 17:00〜」
「岸壁の妻〜母は白寿になりました」 ほか
◆発見ミュージアム「夜のミュージアムを探検! ①17:30〜、②18:30〜」
◆「ウズベキスタン民族舞踊&トークショー 17:40〜」
 ◆「箏の演奏(箏演奏家 立道 明美 氏)18:30〜」
  内容:ウズベキスタン共和国の「バフシ国際アートフェスティバル」で入賞されるなど、
     ウズベキスタンとも縁が深い箏演奏家の立道明美さんによる箏の演奏。
  演目:「遥かなるナボイ劇場」(作曲:眼流義治氏、語り文:サワジロウ氏)
     ウズベキスタンのナボイ劇場の建設に日本人抑留者が従事した逸話を描いた作品。
     語り:演劇サークル「やまびこ」森下弘理さん   ほか
 ◆「シベリア抑留映像 随時」
 ◆「icaダンスNiji 19:30〜」
 ◆「届け平和の願い〜ライトバルーン〜 20:00〜」
  平和の願いを込めて夜空に光る風船を浮かべましょう

△過去の様子(ライトバルーン)

2.「館内語り部ツアーWEEK」の実施について
普段は土日祝日限定で人気の館内語り部ツアーを、期間中は特別に毎日実施します。
(1)期間  令和7年8月9日(土)〜17日(日)
       ※8月13日(水)休館日を除く
(2)時間  11:00〜、13:30〜 の毎日2回
(3)内容  語り部の案内で館内を巡るツアー。所要時間は約30分。
(4)実施  NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」
(5)その他 ・事前申し込みは不要。当日お越しください。
       ・無料。ただし入館料は必要です。 (8月11日はイベント開催のため入館料無料)

3.学生語り部による館内案内
夏休みにあわせて、次世代による次世代への継承として、学生語り部が活動します!
(1)期間 令和7年8月中の土日祝日
      8月9日(土)〜17日(日)は毎日開催
※8月13日(水)休館日を除く
(2)時間 10:00〜16:00頃
(3)内容 学生語り部による展示解説
舞鶴引揚記念館ホームページ
舞鶴引揚記念館のホームページです。ぜひご覧ください!
(下記をクリックしてください。)
https://m-hikiage-museum.jp/

舞鶴引揚記念館 令和7年度第2回企画展 「世界記憶遺産登録10周年特別展Ⅰ」について

舞鶴引揚記念館では、令和7年度第2回の企画展「世界記憶遺産登録10周年特別展Ⅰ」を下記の日程で開催しますのでお知らせいたします。

今年は平成27年(2015)に当館が収蔵する資料の中から570点がユネスコ世界記憶遺産に登録されて10年の節目を迎えます。登録10年の節目に際して、日本で記憶遺産登録第1号となった福岡県田川市の山本作兵衛氏の炭坑の記録画の展示をおこないます。

展示期間

令和7年7月12日(土)~ 令和7年10月5日(日)

※展示期間中の休館日:毎週水曜日

 ◆場 所 

舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室 (企画展は無料。別途入館料が必要です)

◆展示資料 

 ・水彩画10点、墨画10点

山本作兵衛氏は明治から昭和にかけて福岡県の筑豊地方の炭坑での労働の様子や人々の暮らしなど、絵画と解説文で詳細にその記録を残しました。 日本の近代化を支えた炭坑の記録画として、その重要性などが評価された貴重な資料です。

【作者:山本作兵衛氏について】

・明治25年(1892)福岡県生まれ

・明治33年(1900)弟の初節句にもらった加藤清正の人形を繰り返し写生

・明治36年(1903)図画の課題で帽子を写生し先生に褒められる

・明治39年(1906)山内坑に入坑

・明治45年(1912)徴兵検査を受けるが難聴などの理由で免除される

・同年、九州鉄道管理局に二年契約で鍛冶見習いとして就職

・大正5年(1916)水町タツノと結婚

・同年、上三緒坑の親元に戻り仕繰夫となる

・大正7年(1918)長子ハツ子出生(3ヶ月後に死去)

・大正8年(1919)長女ハル子出生

・大正11年(1922)長男光 出生

・大正13年(1924)次男大吾 出生

・昭和3年(1928)次女ミネ出生

・昭和5年(1930)三女富美 出生

・昭和10年(1935)三男照雄 出生

・昭和20年(1945)長男光 戦死

・昭和33年(1958)炭坑の記録画を画用紙と墨で描くようになる

・昭和37年(1962)朝日新聞に記事が初めて掲載される

・昭和39年(1964)交通事故に遭う

・昭和42年(1967)山本作兵衛の人と芸術を紹介したNHKの番組が放映

・昭和49年(1974)炭坑模写大壁画9点が田川市立図書館に寄贈される

・昭和50年(1975)田川市文化功労者受賞

・昭和54年(1979)田川市石炭資料館建設専門委員会委員となる

・昭和59年(1984)NHK日曜美術館に出演

・同年12月、92歳で逝去

 

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