縁結び大学は「出会った後の縁結び」をテーマに、付き合う前のカップルから結婚が決まったカップルまで、さまざまな男女が参考になる情報を発信しているメディアです。今回のテーマは歴史に触れ、平和の尊さについて真剣に考えるデートということで、舞鶴引揚記念館について取り上げていただきました。
当館についての記事はコチラ↓↓
縁結び大学は「出会った後の縁結び」をテーマに、付き合う前のカップルから結婚が決まったカップルまで、さまざまな男女が参考になる情報を発信しているメディアです。今回のテーマは歴史に触れ、平和の尊さについて真剣に考えるデートということで、舞鶴引揚記念館について取り上げていただきました。
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現在、引揚記念館で特別展示を行っている、シベリア抑留下の収容所で演奏された楽器を再現した「ラッパ付きヴァイオリン」の音声を紹介する動画が完成しましたので、お知らせします。
動画内で流れているのは、日本への帰国を願いながら、抑留時によく歌われていたといわれる「ふるさと」です。当時の音の鳴り響きをお楽しみください。
◆ラッパ付きヴァイオリン
【企画・監修】森谷理紗氏(桜美林大学非常勤講師 芸術学/音楽学)
【製作】中嶋卓氏(中嶋弦楽器工房)
シベリア抑留下の音の鳴り響きを再現するために森谷氏による楽器再現プロジェクトにおいて制作。ロシアの公文書館に所蔵される写真や文書資料を分析し、日本人抑留体験者の手記や証言などを総合して形・素材・製法を検討した、日本、ロシア両国において初の試みとして再現(製作)されたものです。
≪特別展示≫
期間:令和4年4月17日(日)まで
会場:舞鶴引揚記念館企画展示室
※会場では「ふるさと」のほか、「浜辺のうた」「満州の丘に立ちて」 「ともしび」「異国の丘」の5曲の音声をお聴きいただくことができます。
舞鶴市では、忘れてはならない引揚げの史実を後世に継承する事業として、引揚港の歴史を有する全国の都市に御協力をいただき、全国巡回展を平成28年度から開催しております。
今年度は、沖縄県中頭郡中城村との共催で開催することになりました。
本企画展は京都府舞鶴市・舞鶴市世界記憶遺産保存活用推進委員会と共同で開催する「久場崎と舞鶴―ふたつの港の戦後引揚げ―」です。久場崎は主に南方からの、舞鶴は主に北方からの、引揚者を受け入れた港です。これ以外にも、いろいろな面で異なる特徴を持っています。展示内容も、久場崎パートと舞鶴パートに分け、それぞれの戦後引揚げを同時に見ることで、戦後引揚げについてより深く知っていただくことができます。
舞鶴引揚記念館の巡回展としては沖縄初の開催であり、3月20日(日)午前中には舞鶴で史実の継承活動を行っている中~大学生(「学生語り部」)による展示解説も予定されています。
<展示概要>
1 会期 : 舞鶴パート、 令和4年3月12日(土)~3月27日(日)
2 開館時間: 10:00~17:00
3 休館日 : 毎週火曜日、第3木曜日、3月23日
4 入館料 : 無料
5 主催 : 中城村、舞鶴市、舞鶴市世界記憶遺産保存活用推進委員会
6 会場 : 中城村護佐丸歴史資料図書館3F企画展示室
☞PDFは(表面)コチラ
☞PDFは(裏面)コチラ
開会セレモニーの様子 | 展示風景 | 久場崎引き揚げの地 |
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2月27日(日)引揚記念館では、引き揚げやシベリア抑留の史実の継承事業として、シベリア抑留中の過酷な状況下の中で行われていた多様な文化活動に着目した研究者の方々とのコラボ事業「レクチャーコンサート(講演と演奏会)」を開催いたしました。
会場では、当時の様子を映像で見るとともに、音楽を通じて抑留中に行われていた「文化・芸術活動」に触れることができた時間でした。
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「シベリア抑留とは」
講師:小林昭菜氏(多摩大学専任講師・政治学博士)
「シベリア抑留の音楽・文化」
講師・演奏:森谷理紗氏(桜美林大学非常勤講師・芸術学/音楽学博士)
曲名:「満州の丘にたちて」「異国の丘」「ドーフ小曲」など
≪特別出演者≫
・古川精一氏:二期会会員(ロシア東欧オペラ研究会会員)、バリトン歌手
・ズヴォリンスキー・レオニード氏:作曲家(ロシア)
2月27日(日)に開催を予定しています『レクチャーコンサート「シベリア抑留の音楽・文化~記憶の継承へ~」』の出演者が決定しましたので、お知らせします。
「シベリア抑留とは」
講師:小林昭菜氏(多摩大学専任講師・政治学博士)
「シベリア抑留の音楽・文化」
講師・演奏:森谷理紗氏(桜美林大学非常勤講師・芸術学/音楽学博士)
曲名:「満州の丘にたちて」「異国の丘」「ドーフ小曲」など
≪特別出演者≫
・古川精一氏:二期会会員(ロシア東欧オペラ研究会会員)、バリトン歌手
・ズヴォリンスキー・レオニード氏:作曲家(ロシア)
当時、シベリア抑留の収容所で演奏された楽器を再現した「ラッパ付きヴァイオリン」を引揚記念館で展示することとなりました。
期間 令和4年2月27日(日)~4月17日(日)
会場 舞鶴引揚記念館企画展示室
シベリア抑留下の音の鳴り響きを再現するために森谷氏による楽器再現プロジェクトにおいて制作。ロシアの公文書館に所蔵される写真や文書資料を分析し、日本人抑留体験者の手記や証言などを総合して形・素材・製法を検討した、日本、ロシア両国において初の試みとして再現(製作)されたものです。
引揚記念館では、引き揚げやシベリア抑留の史実の継承事業として、シベリア抑留中の過酷な状況下の中で行われていた多様な文化活動に着目した研究者の方々とのコラボ事業「レクチャーコンサート(講演と演奏会)」を開催いたします。
日時 | 令和4年2月27日(日) 14時~ | ||||||
会場 | 舞鶴引揚記念館 セミナールーム | ||||||
内容 | レクチャーコンサート
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参加料 | 無料 (別途入館料が必要) |
🎵 講師からのメッセージ 🎵
「極寒」「飢餓」「重労働」のいわゆる三重苦が、シベリア抑留の代名詞のようになっていますが、そのような過酷な状況のなかで多様な文化活動が行われていたことはあまり知られていません。祈る気持ちで彫られた仏像や、娯楽のための囲碁、将棋、日記のように綴られた詩や俳句、そして新たな詩をのせて歌われたメロディなど、生死の境界線にあっても創造的な行為を行う人間の姿が確かに存在していました。
こうした自発的な創造活動はやがてサークルや演芸会となり、各地で楽劇団が結成されるようになっていきます。今回のレクチャーコンサートでは、これまでの研究成果をもとにシベリア抑留下の日本人収容所で鳴り響いていた音楽や音風景を再現しつつ、当時の音楽・文化を紹介し歴史の継承について考えていきます。
新型コロナウイルス感染拡大のため、当面の間、館内カフェ「羅針盤」は休業いたしますのでカフェの営業やおみやげの販売は行っておりません。カフェのスペースは開放しており、自動販売機もご利用いただけます。
今後の状況により、変更する場合もございますがご了承ください。
※記念館は通常通り開館しております。
舞鶴引揚記念館では、引き揚げやシベリア抑留に関する資料を収集しています。本企画展では令和2年度に新たに収蔵された26件109点の資料を紹介します。今回展示する資料は、家族にも多くは語られなかったものがほとんどです。しかし、資料の中には当時の状況が記録として整理され、貴重な情報として残されているなど、体験者の“後世へ史実を伝えたい”という強い想いが感じられます。
体験者の方から直接話を聞ける機会が少なくなっている現在、私たちは残された資料からその思いを読み解き、体験者が伝えたかった記憶をつなぎ未来へ発信する機会となれば幸いです。
【展示目的】
シベリア抑留および引き揚げに関連する新たな資料を紹介するとともに、引き揚げの史実を継承し平和の尊さを発信する資料の提供協力を呼びかける展示です。
【展 示】
令和4年1月22日(土)~ 令和4年4月17日(日)
※展示期間中の休館日:2月17日(木)3月17日(木)
【場 所】
舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室 (企画展は無料。別途入館料が必要です)
【展示資料】
総点数 26件 109点
内訳:令和2年度寄贈資料
<参考> 年度別寄贈点数
令和元年度・・・52件164点
平成30年度・・・36件148点
平成29年度・・・47件141点
【主な展示資料】
<船員手帳>
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寄贈者:橋本繁(はしもとしげる)氏
続 柄:長男 資料内容 寄贈者の父・西野由造(にしのよしぞう)氏が使用していた船員手帳。西野氏は引揚船「山澄丸」に操舵手として昭和23年9月3日から昭和24年8月25日まで乗船していた。
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<海軍志願兵徴募ポスター>
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寄贈者:竹内稔(たけうちみのる)氏
資料内容 昭和21年度採用の海兵募集ポスター。民家のリフォーム時に屋根裏から出てきたもので、破棄されるものを寄贈者が引き取った。ポスターの下には当時募集していた兵種や試験内容などが書かれている。 |
<抑留体験者の父が所持していた抑留関連資料>
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寄贈者:倉光眞理子(くらみつまりこ)氏
続 柄:長女 資料内容 寄贈者の父で抑留体験者だった三輪国光(みわくにみつ)氏が所持していた資料。三輪氏は生涯にわたり、抑留について家族に話すことはほとんどなかったが、所持していた資料には抑留中に使用していたものや抑留体験記などがあり、一つ一つにどこで使用していたか、自作したものかなど情報を詳細に書き残している。 |
<舞鶴にて帰還者を迎えている様子の写真>
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寄贈者:佐々木直人(ささきなおと)氏
続 柄:曾孫 資料内容 寄贈者の曽祖父・斉藤惣一氏が引揚援護庁長官時代の活動写真。シベリアから帰還した日本兵たちに声をかけている様子が写されている。写真の裏面に「引揚援護庁長官時代 (1)シベリアよりの帰還者を迎えて 舞鶴にて 1948年」と書かれている。 |
<舞鶴での引き揚げの様子を撮影したネガ>
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寄贈者:山田仁士(やまだひとし)氏
資料内容 舞鶴での引き揚げの様子を撮影したもの。服装から民間人の引き揚げの様子とみられ、桟橋から引揚援護局へ向かうバスに乗る引揚者や、家族と再会し涙を流す人たちの姿が写されている。 |
<外套>
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寄贈者:澤木宏之(さわきひろのり)氏
続 柄:長男 抑留地:ブラゴエシチェンスク 資料内容 寄贈者の父が戦時中からシベリアに抑留されていた間に使用していた外套。外套は当時の日本軍のもので、袖が取り外せるようになっている。抑留中に空腹のあまり袖と食糧を交換するものもいたが、袖がない理由についての詳細は不明。 |
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