終了しました。舞鶴引揚記念館 令和2年度第4回企画展『新収蔵品展~紡ぐ記憶~』開催について

舞鶴引揚記念館には、戦時下、シベリア抑留、引き揚げに関する約1万6千点もの資料が収蔵されています。今回の企画展では、令和元年度に新たに収蔵された38件131点の資料を展示します。戦争や引き揚げの記憶が風化する中で、全国各地から寄せられた資料から戦争の惨禍を現在に伝える一つ一つの「記憶」を次世代へとつなぎ、平和な未来を「紡ぐ」きっかけの一つとなれば幸いです。

 

🔶展示目的🔶

昨年度(令和元年度)に収蔵したシベリア抑留および引き揚げに関連する新たな資料を、未来へ「紡ぐ記憶」として紹介するとともに、引き揚げの史実を継承し平和の尊さを発信する資料の提供協力を呼びかける展示です。

展示期間 令和3年1月22日(金)~ 令和3年4月11日(日)

会館時間 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)

     ※展示期間中の休館日:2月18日(木)3月18日(木)

会  場 所舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室

 (企画展は無料。別途入館料が必要です)

 

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展示資料 総点数 38件 131点

内訳:令和元年度寄贈資料( 36件 129点)

令和元年度資料画像等の貸し出しによる書籍等の成果品( 2件 2点)

<参考> 年度別寄贈点数

令和元年度・・・52件164点

平成30年度・・・36件148点

平成29年度・・・47件141点

平成28年度・・・51件212点

 

🔶資料の概要🔶

・作詞家・藤田まさと氏直筆の「岸壁の母」の歌詞

・脚絆・ドイツ兵と交換した帽子・回想記録画・俘虜用郵便葉書

・抑留中に着用していた防寒着・引揚証明書

・旧海軍関係ソ連、北鮮、中京地区未帰還者名簿 ほか

 

展示資料※一部

 

作詞家藤田まさと氏直筆の「岸壁の母」歌詞

 

寄贈者:今村志津子(いまむらしづこ)氏

続 柄:

作詞家藤田まさと氏について

明治41年5月12日生まれ、静岡県出身の作詞家。代表曲には「旅笠道中」、「明治一代女」、「岸壁の母」などがある。そのうちの「岸壁の母」は昭和29年に全国的にヒットした歌謡曲で、戦争が終わっても帰らぬ息子の無事を信じて港の岸壁で待ち続けた母の心情を歌った歌詞は当時の人々の心を打った。

資料内容

藤田まさと氏は歌謡曲「岸壁の母」の作詞者。今村家を新築した昭和52年(1977)12月末に新築を記念して寄贈者の伯父にあたる、藤田まさと氏にお願いして書いてもらったもの。昭和53年(1978)1月5日に東京に住んでいる藤田氏の家を訪問し、その場で書いてもらったという。

回想記録画


寄贈者:高田照夫(たかだてるお)氏

続 柄:次男

資料内容

寄贈者の父が、同じシベリア抑留体験者の友人からもらった絵画。帰国後に抑留中の体験を描いたもので、裏に「この長閑そうに見える絵は牧野君と共にシベリア抑留の思出である 高田英夫」と記されていることから、父と友人の抑留中に共有した思い出の一場面と考えられる。

俘虜用郵便葉書

寄贈者:井上則孝(いのうえのりたか)氏

続 柄:長男

資料内容

寄贈者の父から日本の家族へ送られた俘虜用郵便葉書。葉書には収容所での生活や、パンやおかゆとともにスープや漬物、数の子といったおかずも配給され、時には牛乳が出ることもあるなど収容所での食糧事情が詳しく書かれている。

※俘虜用郵便葉書とは抑留された人々と日本の家族がやり取りできる唯一の通信手段。

防寒服

寄贈者:小林恵子(こばやしけいこ)氏

抑留体験者だった父・小林新一氏の遺品

続 柄:長女

抑留地:ウテンデ地区

 

資料内容

寄贈者の父がシベリア抑留中、ウテンデ地区収容所建築作業時に着用していた防寒服。小林氏は昭和20年(1945)から23年(1948)まで抑留生活を送る。シベリアでは、ノミ、シラミが襟元などにたくさんついていたという。

【動画公開】「舞鶴引き揚げの日」給食について

【動画公開】

 

次世代を担う市内の小学生・中学生に、食を通して、「舞鶴引き揚げの日」への理解と関心を深めるため、引揚援護局で引揚者に提供されていたメニューを参考にした「舞鶴引き揚げ給食」を市内全小中学校25校の給食で提供します。

 

(1)期間  令和2年10月5日(月)~29日(木)

(2)参考メニュー

昭和33年夕食『飯、天ぷら(小アジ、ジャガイモ)、カレー汁、漬物、茶』

舞鶴地方引揚援護局史(昭和36年厚労省刊行)に掲載

(3)給食メニュー

◇小学校(18校)『天ぷら(アジ、ジャガイモ(orサツマイモ)とカレー汁』

◇中学校(7校) 『アジの唐揚げとカレー汁』

 

🔶各校の提供日については下記のとおり実施します

 

『舞鶴引き揚げ給食』実施日程

 

実施日 学校名 備考
10月5日(月) 福井小学校
10月7日(水) 朝来小学校
全中学校
舞鶴引き揚げの日
10月8日(木) 新舞鶴小学校

三笠小学校

高野小学校

岡田小学校

由良川小学校

10月9日(金) 中舞鶴小学校
10月13日(火) 大浦小学校
10月16日(金) 倉梯小学校

与保呂小学校

10月19日(月) 倉梯第二小学校
10月20日(火) 吉原小学校
10月22日(木) 明倫小学校

余内小学校

中筋小学校

10月26日(月) 志楽小学校
10月29日(木) 池内小学校

 

★コロナウィルス感染拡大防止対策について(お願いとお知らせ)

«来館の際のお願い»

引揚記念館は5月25日(月)より、通常開館しております。入館いただく際は「マスクの着用」をお願いします。

 

«感染症防止対策について»

左記のような防止対策を実施していますので、ご協力いただくようお願いします。

感染防止対策(引揚記念館)«こちらをクリックください»

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【開催期間延長 7/19(日)まで】 令和2年度第1回企画展『写真展 記憶のふりかえりをふりかえる』

現在、開催中の企画展『記憶のふりかえりをふりかえる』は、コロナウィルス感染症の影響による休館措置のため開催が遅くなりましたので、展示期間を延長し、7月19日(日)まで実施します。

 展示期間変更 6月21日(日)⇒ 7月19日(日)

なお、休館中に自宅で今回の企画展の概要をご覧いただけるよう公開しました「Web企画展」につきましても、好評につき当面の間、引き続きホームページで公開していますので、ぜひ、ご覧ください。

 

【開催期間延長! 7月19日(日)まで】令和2年度第1回企画展 『写真展 記憶のふりかえりをふりかえる』

【開催期間延長! 7月19日(日)まで】

『写真展 記憶のふりかえりをふりかえる』

 Memory of commemoration Back to 1970 and 1985

 

現在、開催中の企画展『記憶のふりかえりをふりかえる』は、コロナウィルス感染症の影響による休館措置のため、当初の開始予定日からご覧いただけませんでしたので、展示期間を延長します。

 

 展示期間終了日 6月21日(日) ⇒ 7月19日(日)

※展示期間中の休館日:6月18日(木)、7月16日(木)

 

なお、ご自宅でも企画展の概要をご覧いただきたいという思いから、休館中に引揚記念館のホームページで公開しました「Web企画展」につきましても、好評につき当面の間、引き続き公開していますので、ぜひ、ご覧ください!

 

企画展の内容については、下記をご覧ください。

令和2年度第1回企画展

『写真展 記憶のふりかえりをふりかえる』

 Memory of commemoration Back to 1970 and 1985

戦後75年とユネスコ世界記憶遺産登録5周年となる節目の年に、今日の取り組みにつながるターニングポイントとなった二つの事業を大切に保管してきた当時の写真から振り返り、その軌跡と継続して歩みを進める大切さを振り返り写真パネル紹介いたします。

 

【展示内容】

引揚港の一つだった舞鶴は、その記憶(歴史)を後世に継承するため、戦後25年に引揚港を見渡せる丘の上に「引揚記念公園」を開設し、メモリアルモニュメントとなる「平和の群像」を設置しました。

また戦後40年には引揚を振り返る行事として「引揚港 舞鶴を偲ぶ全国の集い」が開催し、全国から多くの体験者が再び舞鶴へ訪れました。こうした記憶を振り返り、史実を継承していく努力の一つ一つが、その後の舞鶴引揚記念館の建設やユネスコ世界記憶遺産登録の礎となっています。

 

【展示資料】

〇戦後25年・・・昭和45(1970)年「引揚記念公園」開設と「平和の群像」設置

竣工日:昭和45年3月8日

引揚記念公園竣工と平和の群像除幕式の式典

土台に設置される“平和の群像。”造成中の記念公園に設置される瞬間の平和の群像。

 

〇戦後40年…昭和60(1985)年「引揚港舞鶴を偲ぶ全国の集い」開催

 

開催日:昭和60年10月7日~10日
内 容:記念式典、入港再現など

 

「岸壁の母」を歌った歌手の菊池章子さんが引揚記念公園に植樹をする様子

 

 

 

再現された歓迎アーチ門の前で記念撮影をする引き揚げの母 田端ハナさんと小林善一舞鶴市議会議長(当時)

 

展示資料点数:  舞鶴市所蔵の写真70点
引揚記念館建設のきっかけとなった抑留体験者からの手紙1点

開催期間:令和2年7月19日(日)まで
※展示期間中の休館日:6月18日(木)、7月16日(木)

場  所:舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室

(企画展は無料。別途入館料が必要です)

 

㊟2020年4月1日より一部料金が変わっています。

詳しくは⇒舞鶴引揚記念館 ホームページ

 

 

 

 

戦後100年に向けて次世代が考える「平和未来ワークショップ〜ピースボート100〜」の開催のお知らせ

体験者なき戦後の始まりを迎えようとしている今、戦後100年を見据え、未来を担う若い世代が地域を越えて集まり、学び、考える機会として、7月27日(日)に「次世代が考える平和未来ワークショップ〜ピースボート100〜」を開催します。

若い世代がそれぞれの活動を発表したり、思いや意見を交換したりすることで、史実の継承についての新たな気づきや平和な世界につながる行動について考えます。

当日は一般の方も聴講できますので、ぜひお越しください。(申し込み不要)

1.開催日時

令和7年7月27日(日) 13:30〜16:30

2.会  場

舞鶴市商工観光センター 5F コンベンションホール

3.参 加 者

舞鶴市内外の中学生、高校生、大学生 約70名

※参加者の募集は終了しております。

※一般の方の聴講は当日受付となっております(申し込み不要)

4.内  容

【第1部】13:30〜

◆有識者・ゲストのお話

◯小林 昭菜氏(関東学院大学准教授)「戦後80年を迎えてー遠くて近い抑留と引揚の歴史」

◯ポヤ ナジャさんのお話

アフガニスタン出身。東京在住。20歳。SPEEDO(アフガン NGO)と日本のNPO外国人女性サポート協会の通訳ボランティアメンバーとして活動中。小学生の頃、父親の研究の関係で来日し日本語を習得。中学校からアフガニスタンへ帰国。2021年8月にタリバンが実権を掌握して以降、家族とともに日本へ避難。現在、日本の大学への進学を目指して勉学中。

◆若い世代の継承の取り組み発表

◯舞鶴引揚記念館 学生語り部:次世代による引き揚げの史実の継承

◯舞鶴工業高等専門学校:最新技術で証言動画とのコミュニケーションシステム

◯福井県立敦賀高校創生部:人道の港 敦賀ムゼウムでのガイド活動など

ーー休憩ーー

【第2部】15:05〜

◆ディスカッション『戦後100年の平和へのデザイン〜「知る」から「創る」へ〜』

◯アドバイザー:東京女子大学名誉教授 黒沢 文貴 氏

◯コーディネーター:関東学院大学准教授 小林 昭菜 氏

★グループワーク

★全体ディスカッション

◆出演有識者プロフィール

アドバイザー:黒沢 文貴 氏
東京女子大学名誉教授。舞鶴市世界記憶遺産有識者会議会長。宮内庁書陵部編修課主任研究官を経て、外務省「日本外交文書」編纂委員などを務める。専門は日本近現代史。著書に『大戦間期の日本陸軍』(2000年「吉田茂」賞 2025年岩波現代文庫)、「歴史に向き合う 未来につなぐ近現代の歴史」(2020年)など。

コーディネーター:小林 昭菜 氏
関東学院大学准教授。専門は日ソ関係史。著書に「シベリア抑留 米ソ関係の中での変容」(2018年)。

「平和の願いを未来につなぐ」シンボル

舞鶴引揚記念館 引き揚げ開始80年「夏休みスペシャルデーと館内語り部ツアーWEEK」の開催について

舞鶴引揚記念館 引き揚げ開始80年「夏休みスペシャルデーと館内語り部ツアー
WEEK」の開催について
夏休み期間中、そして、終戦記念日を迎える8月に、シベリア抑留や引き揚げの史実をとおして、子どもから
大人まで多世代で楽しんで学べるイベントなどを開催します。
引き揚げ開始80年・ユネスコ世界記憶遺産登録10周年の節目を迎えた今年は、市民や市民団体、地域の皆
さんと協働して、さらに内容盛りだくさんでおこないます。
この夏は、ぜひ引揚記念館の夏のイベントへお越しください!

1.「引き揚げを知ろう!夏休みスペシャルデー2025」開催について
(1)日時   令和7年8月11日(月・祝)  10:00〜20:00
        開館時間は9:00〜20:00
        ※当日は終日入館料無料
(2)会場   舞鶴引揚記念館
(3)特別協力 日本クラウン:山本 和恵 氏
        箏演奏家:立道 明美 氏

△過去の様子(キャンドルイルミネーション)
(4)内容
 【1部 10:00〜17:00】
 ◆「引き揚げクイズラリー 10:00〜17:00」
  館内を巡りながらクイズを解くゲーム
  参加者には「オリジナルグッズ」をプレゼント!
 ◆「体験ワークショップ 〜千人針〜 10:00〜17:00」
  こどもたちでビーズを貼って千人針を作ろう
  協力:NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」
 ◆「館内語り部ツアー ①11:00〜、②13:30〜」
  NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」による約30分間の案内付きツアー

△過去の様子(語り部ツアー)
◆「引き揚げ紙芝居 ①11:00〜、②15:00〜」
シベリアからやってきた犬「クロ」の物語
◆「抑留かるた大会 14:00〜」
シベリア抑留体験者が描いた「かるた」でゲーム

△過去の様子(かるた)
◆学生語り部による館内の案内(随時予定)

△過去の様子(学生語り部)
◆その他
ビデオ上映など

【2部 17:00〜20:00 夜間特別開館】
◆〜光と音に包まれる平和の願い〜ナイトミュージアム
引揚記念館前にはキャンドルイルミネーション。来館者や地元の小学生が描いた平和への願いとともに灯
ります。
いつもと違う夜の博物館をお楽しみください☆
◆「日本クラウン 山本 和恵 氏 17:00〜」
「岸壁の妻〜母は白寿になりました」 ほか
◆発見ミュージアム「夜のミュージアムを探検! ①17:30〜、②18:30〜」
◆「ウズベキスタン民族舞踊&トークショー 17:40〜」
 ◆「箏の演奏(箏演奏家 立道 明美 氏)18:30〜」
  内容:ウズベキスタン共和国の「バフシ国際アートフェスティバル」で入賞されるなど、
     ウズベキスタンとも縁が深い箏演奏家の立道明美さんによる箏の演奏。
  演目:「遥かなるナボイ劇場」(作曲:眼流義治氏、語り文:サワジロウ氏)
     ウズベキスタンのナボイ劇場の建設に日本人抑留者が従事した逸話を描いた作品。
     語り:演劇サークル「やまびこ」森下弘理さん   ほか
 ◆「シベリア抑留映像 随時」
 ◆「icaダンスNiji 19:30〜」
 ◆「届け平和の願い〜ライトバルーン〜 20:00〜」
  平和の願いを込めて夜空に光る風船を浮かべましょう

△過去の様子(ライトバルーン)

2.「館内語り部ツアーWEEK」の実施について
普段は土日祝日限定で人気の館内語り部ツアーを、期間中は特別に毎日実施します。
(1)期間  令和7年8月9日(土)〜17日(日)
       ※8月13日(水)休館日を除く
(2)時間  11:00〜、13:30〜 の毎日2回
(3)内容  語り部の案内で館内を巡るツアー。所要時間は約30分。
(4)実施  NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」
(5)その他 ・事前申し込みは不要。当日お越しください。
       ・無料。ただし入館料は必要です。 (8月11日はイベント開催のため入館料無料)

3.学生語り部による館内案内
夏休みにあわせて、次世代による次世代への継承として、学生語り部が活動します!
(1)期間 令和7年8月中の土日祝日
      8月9日(土)〜17日(日)は毎日開催
※8月13日(水)休館日を除く
(2)時間 10:00〜16:00頃
(3)内容 学生語り部による展示解説
舞鶴引揚記念館ホームページ
舞鶴引揚記念館のホームページです。ぜひご覧ください!
(下記をクリックしてください。)
https://m-hikiage-museum.jp/

舞鶴引揚記念館 令和7年度第2回企画展 「世界記憶遺産登録10周年特別展Ⅰ」について

舞鶴引揚記念館では、令和7年度第2回の企画展「世界記憶遺産登録10周年特別展Ⅰ」を下記の日程で開催しますのでお知らせいたします。

今年は平成27年(2015)に当館が収蔵する資料の中から570点がユネスコ世界記憶遺産に登録されて10年の節目を迎えます。登録10年の節目に際して、日本で記憶遺産登録第1号となった福岡県田川市の山本作兵衛氏の炭坑の記録画の展示をおこないます。

展示期間

令和7年7月12日(土)~ 令和7年10月5日(日)

※展示期間中の休館日:毎週水曜日

 ◆場 所 

舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室 (企画展は無料。別途入館料が必要です)

◆展示資料 

 ・水彩画10点、墨画10点

山本作兵衛氏は明治から昭和にかけて福岡県の筑豊地方の炭坑での労働の様子や人々の暮らしなど、絵画と解説文で詳細にその記録を残しました。 日本の近代化を支えた炭坑の記録画として、その重要性などが評価された貴重な資料です。

【作者:山本作兵衛氏について】

・明治25年(1892)福岡県生まれ

・明治33年(1900)弟の初節句にもらった加藤清正の人形を繰り返し写生

・明治36年(1903)図画の課題で帽子を写生し先生に褒められる

・明治39年(1906)山内坑に入坑

・明治45年(1912)徴兵検査を受けるが難聴などの理由で免除される

・同年、九州鉄道管理局に二年契約で鍛冶見習いとして就職

・大正5年(1916)水町タツノと結婚

・同年、上三緒坑の親元に戻り仕繰夫となる

・大正7年(1918)長子ハツ子出生(3ヶ月後に死去)

・大正8年(1919)長女ハル子出生

・大正11年(1922)長男光 出生

・大正13年(1924)次男大吾 出生

・昭和3年(1928)次女ミネ出生

・昭和5年(1930)三女富美 出生

・昭和10年(1935)三男照雄 出生

・昭和20年(1945)長男光 戦死

・昭和33年(1958)炭坑の記録画を画用紙と墨で描くようになる

・昭和37年(1962)朝日新聞に記事が初めて掲載される

・昭和39年(1964)交通事故に遭う

・昭和42年(1967)山本作兵衛の人と芸術を紹介したNHKの番組が放映

・昭和49年(1974)炭坑模写大壁画9点が田川市立図書館に寄贈される

・昭和50年(1975)田川市文化功労者受賞

・昭和54年(1979)田川市石炭資料館建設専門委員会委員となる

・昭和59年(1984)NHK日曜美術館に出演

・同年12月、92歳で逝去

 

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シベリア抑留・引き揚げ資料展in西市民プラザ〜引き揚げのはじまりと市民のおもてなし〜の開催について

シベリア抑留・引き揚げ資料展in西市民プラザ〜引き揚げのはじまりと市民のおもてなし〜の開催について

戦後80年・海外引揚開始80年・ユネスコ世界記憶遺産登録10周年にあたり、舞鶴港への最初と最後の引揚船が入港し、「引き揚げの母」である田端ハナ氏の地元でもあるなど、引き揚げにゆかりがある西地区を中心とした展示会を開催します。

【展示期間】

令和7年7月26日(土)〜8月7日(木)

午前9時〜17時(ただし、26・27日は20時まで)

【展示場所】

西市民プラザ 展示室(1階)

◆主要な展示品1

(引き揚げに関する写真)

●「引き揚げ当時の舞鶴西港」

撮影時期は不明。倉庫など港湾施設が残る西港の沖合には列を組んで引揚船が並んでいる。

●田端ハナ氏

 田端ハナ氏は西地区の南田辺に在住でした。引揚船第1船から最終引き揚げまでお出迎えに携わり「引き揚げの母」と呼ばれた。
写真は引き揚げ40年を記念して行われた「海外引揚40周年記念 引揚港”まいづる”を偲ぶ全国の集い」でお出迎え役を演じる田端ハナ氏。

◆主要な展示品2

引揚船模型

雲仙丸をはじめ西港に入港したと考えられる引揚船の模型を展示します。雲仙丸は昭和20年10月7日に舞鶴西港の第2埠頭へ最初に入港した引揚船です。その後も舞鶴港へは多くの引揚船が入港し、約66万人が古郷への第1歩を踏み出しました。

白樺日誌

瀬野修氏が3年間の抑留中に故郷日本を想う気持ちを和歌の形で書き留めた記録。紙が入手できなかったので、白樺の皮に煤をインク代わりにして書き留めた貴重な資料。

◆展示解説・講話について

1.展示解説:12時〜16時

協力:NPO法人 舞鶴・引揚語りの会

2.講話:令和7年8月3日(日)  ①10時〜11時 ②13時〜14時

講師:引揚記念館 学芸員

3.入館料:無料

西市民プラザへのアクセス・お問い合わせは➡ こちら

戦後80年・引揚開始80年・ユネスコ世界記憶遺産登録10周年「折り鶴アートプロジェクト」折り鶴の募集

戦後80年・海外引揚開始80年、そして舞鶴市が所属する引揚関連資料のユネスコ世界記憶遺産登録10周年の節目に、皆さんとともに「折り鶴アート」を制作、10月の開催する平和祈念式典でお披露目し引き揚げのまち舞鶴から平和への願いを発信したいと思います。「折り鶴アート」を完成させるために必要な折り鶴はおよそ25,000羽。たくさんの折り鶴が必要ですので、折り鶴の制作にご協力をよろしくお願いします!


《折り鶴アートプロジェクトについて》
◆折り鶴をボードに貼り付けてアートを制作します。
◆折り鶴は広く皆さまから募集します。
◆完成した「折り鶴アート」は、10月に開催する「平和祈念式典」でお披露目します。


「折り鶴アート」の概要
デザイン
 平和のシンボル「ハト」と「舞鶴の海」を描いた「平和の願いを        未来につなぐ」シンボルデザインを折り鶴で制作します。

サイズ
 高さ:2.7m×幅:1.8m

折り鶴の数量
 目標 25,000羽   広く皆さまから募集します‼

▲「平和の願いを未来につなぐ」

 シンボルデザイン

募集方法

◆「折り鶴」と「募集箱」を引揚記念館をはじめ、市役所本庁ロビー、市役所西所、公民館などに順次設置します。

◆団体などでご協力いただく方は、100枚単位で折り紙を提供します。 

 申し込み先:Web申込フォーム、電話、FAXで引揚記念館へお申し込みください。

電話】0773-68-0836

FAX】0773-68-0370

※氏名(団体名)、参加人数、折り紙の枚数、郵便番号、住所、電話番号をお知らせください。

【Web申し込みフォーム】下記QRコードよりお申し込みください。

▲Web申込フォームのQRコードはこちら

 

募集期間:令和7年6月24日から目標(25,000羽)達成まで

「折り鶴アート」で、引き揚げのまち舞鶴から、平和への願いを広く皆さんとともに発信したいと考えておりますので、ぜひご協力をお願いいたします!

 

舞鶴引揚記念館ホームページ

舞鶴引揚記念館のホームページです。ぜひご覧ください!

(下記をクリックしてください。)

https://m-hikiage-museum.jp/

 

 

終了しました。七夕イベント~星に願いを~開催します

舞鶴引揚記念館におきまして、七夕イベントを開催しますのでお知らせいたします。

「七夕」という身近なイベントを通じて、改めて平和の大切さについて考えていただく機会となればという思いを込めて、今年も平和へのメッセージや願い事を託した短冊の飾りつけを行います。

「引き揚げの日」ロゴマークの入った短冊に、地域の子供たちや記念館へお越しいただいたみなさんの、想いや願いをご記入いただき、星に願いを届けます。

皆さんもぜひご参加ください!

▲昨年の様子

▲短冊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★開催期間★

令和7年7月1日(火)~7日(月)

★場所★

舞鶴引揚記念館

★協力★

NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」

平こども園、大浦小学校、朝来小学校、若浦中学校

来館者の皆さん

【オープニングイベント】

 

★日 時:令和7年7月1日(火)10時~

★場 所:舞鶴引揚記念館内セミナールーム

★内 容:平こども園児、NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」会員による短冊の飾り付け

飾り物:平こども園児や大浦小学校および朝来小学校児童、

若浦中学校生徒が作成した平和のメッセージや願い事を書いた短冊

▲昨年の様子

 

 

※イベント期間中、メッセージを書いていただいた方には

引揚記念館のオリジナル記念品を進呈させていただきます❕

 

終了しました。戦後100年に向けて次世代が考える 「平和未来ワークショップ〜ピースボート100〜」参加者を募集について

戦後80年を迎え、戦争を直接体験した人が少なくなる中で、平和な未来を築くために、どのように記憶を継承していくかが大きな課題となっています。

この度、戦後100年を見据え、未来社会を担う若い世代が地域を越えて集まり、学び、考える機会として、「次世代が考える平和未来ワークショップ〜ピースボート100〜」を開催することとなりました。ワークショップに参加する若い世代を募集します。皆様のご参加お待ちしております。

なお、当日は一般の方も聴講(申し込み不要)できます。

🔶趣 旨

体験者なき戦後の始まりを迎えようとしている今、世界の状況にも目を向けながら、若い世代がそれぞれの活動を発表したり、思いや意見を交換したりすることで、史実の継承についての新たな気づきや平和な世界につながる行動について深く考える機会になります。

🔶開催日 令和7年7月27日(日)13:30分〜16:30集合13:00

🔶会 場 舞鶴市商工観光センター 5Fコンベンションホール

🔶募集概要

対  象:市内外の中学・高校・大学生、22歳までの社会人 

🔶募集期間令和7年7月15日(火)まで

ただし、「事前交流会」に参加希望の場合は6月25日(水)までに

お申し込みください。

※希望者のみ

🔶申込方法:Web申し込みフォーム(舞鶴市または舞鶴引揚記念館のHPや         QRコードなどから)・電話・FAXで申し込みください。

【必要項目】氏名、住所、電話番号、学校(会社)名、

学年、年齢、6月29日(日)「事前交流会・舞鶴引揚記念館ツアー」

希望の有無をお知らせください。

申し込みはこちらからURL

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🔶ワークショップの内容 ※予定

◎次世代による継承の取り組み発表

舞鶴引揚記念館 学生語り部(活動報告)

舞鶴工業高等専門学校(最新技術で証言動画とコミュニケーション実践発表)

福井県立敦賀高校創生部(人道の港 敦賀ムゼウムでの活動報告)  など

◎有識者による講話

◎グループディスカッション

◎全体ディスカッション

 詳細は後日お知らせいたします

🔶出演有識者

アドバイザー:黒沢文貴 東京女子大学名誉教授

(専門は近現代史。舞鶴市世界記憶遺産有識者会議会長)

コーディネーター:小林昭菜 関東学院大学准教授(専門は日ソ関係史)

舞鶴引揚記念館 令和7年度 第1回企画展 シベリア抑留画展『~北斗星のもとに~』を開催します

舞鶴引揚記念館では、令和7年度最初の企画展 シベリア抑留画展『~北斗星のもとに~』を下記の日程で開催いたします。

戦後80年を迎え戦争の記憶が薄れていく中で、体験者の記憶をもとに描かれた絵画は、次世代へ史実を理解しやすく伝える貴重な歴史資料です。本企画展では、当館収蔵の絵画の収集に尽力され、生誕100年となる佐藤清氏の描いた抑留体験の油彩画とペン画の展示をおこないます。

🔷展示期間 令和7年4月26日(土)~ 令和7年7月6日(日)

※展示期間中の休館日:毎週水曜日

🔷場  所 舞鶴引揚記念館 企画絵画展示室

(企画展は無料。別途入館料が必要です)

🔷展示内容

舞鶴引揚記念館には約1300点の抑留体験を伝える回想記録画が収蔵されています。シベリア抑留に関する画像や映像が少ない中、抑留の多様な場面や史実を知る上で貴重な歴史資料です。こうした絵画の収集に尽力されたのが抑留体験者でもある佐藤清氏です。

佐藤氏は帰還後に武蔵野美術学校で西洋画を学び、建築士として働くかたわら、抑留体験を描きました。そうした絵画はシベリアの北斗星のもとで眠る戦友たちへの鎮魂の思いからだったと生前に語っていました。そうした佐藤氏の鎮魂の思いを生誕100年にあたる今年、多くの方に感じていただければと思います。

🔷展示資料 

 ・油彩画11点、ペン画6点

🔷作者:佐藤清氏について

大正14年(1925) 福島県福島市出身

昭和19年(1944) 渡満、石頭予備士官学校へ入校

昭和20年(1945) コムソモリスクなどに抑留される

昭和22年(1947) 12月、舞鶴へ帰還

昭和34年(1959) 武蔵野美術学校 卒業

平成8年(1996)  絵画61点を当館へ寄贈

平成17年(2005) 絵画20点を当館へ寄贈

平成26年(2014) 7月、88歳で逝去

🔷主な展示資料 

※サイズの単位はセンチメートル 

ダワイヤポンスキー

油彩 サイズ71.5×60

制作年:1981

収容所を出れば、着剣した小銃を狙う護送兵に監視されながら作業場へ向かう。行進中は喫煙することはもとより、会話することも許されない。よそ見をすること、落ちているものを拾うことも禁じられ、列から離れれば、逃亡をはかった者として無警告で射殺される。あとでは柔軟な態度になったが、当初の護送兵は荒々しかった。空腹と連日の重労働で疲労している捕虜の列は遅れがちとなる。列が乱れると「ダワイ、ダワイ」と大声でどなり、時には容赦なく蹴飛ばし、銃身で尻を殴りつけた。作業が終わると「ダワイ、ダワイ」の声に脅かされながら重い足をひきずり収容所へと向かう。護送兵は、早く帰って仕事から解放されたいのでやたらと急がせる。しかしやっと収容所にたどりつくと、そこでまた長い長い点呼がはじまる。他の作業隊とかちあうと、空腹をかかえながら寒空に立ちつくさねばならなかった。彼らは号令をかけさせて数を確認するということはいっさいしない。

(佐藤清画文集『シベリア虜囚の祈り』より)

ノーチュラボータ

油彩 サイズ71.5×59

制作年:不詳

みんなが寝息をたてている深夜、作業係りが夜間作業員をゆり起こしていく。防寒帽や外套、防寒靴などをのろのろと身につける。所内は暖かいが、いったん外に出れば鼻先が痛くなる寒さだ。星だけが冴え冴えとかがやく夜空の下を、五列縦隊で、不機嫌に押しだまったまま作業場に急ぐ。作業場は寒風が刃物のように吹き荒れる引込線の中で、さえぎるものがない。ゆっくり作業していたのでは、凍え死んでしまう。明け方まで大型貨車に山と積まれたバラスとの格闘だ。カンボーイ(監視兵)は焚火を作って、バラスおろしの様子をみながら、休憩しろと声をかけてくれる。夜間作業はカンボーイにとっても迷惑な作業なのだ。貨車のかげに作った焚火を囲むと、ついうとうとと睡魔がおそってくる。このときばかりは誰ひとり語ろうとするものはいない。バラスを積んだ貨車が三台、黒々と、“仕事はじめ”の号令を待っている。   

(佐藤清画文集『シベリア虜囚の祈り』より)

二冬を越した捕虜

油彩 サイズ71.7×59.5

制作年:1981

二冬を越した捕虜たちの多くに、栄養失調症、倦怠感、脱力感は強まり、動作が緩慢となった。このために伐採や、夜間作業、枕木運搬などで事故があいついだ栄養失調になると、体重が減少し、皮膚は青白くなり、顔かたちは鈍く、無欲的で、老人のような外観になる。だから体格検査で尻の皮をつまみ、肉づきを見て等級をきめる。 原始的だが、最もてっとりばやく、合理的な選別方法だったのである。また栄養失調になると尿量が多くなる。厳寒の夜、一晩に二、三度は100メートルも離れた便所まで往復しなければならない。したがって安眠できないから、ますます体力がなくなっていく。体格検査の判定で、1(ペールィ)は健康だから重労働、2(フロタイ)は普通の労働、3(トリッティ)は軽労働、ジストロヒーとオカは栄養失調だから作業には出されない。健康者は将校や炊事班などを含めて10パーセントもいなかったというのは、各ラーゲル 共通のことであった。

 (佐藤清画文集『シベリア虜囚の祈り』より)

 ※ PDFはこちら ※ PDFはこちら

 

 

 

終了しました。5月5日(月)こどもの日のイベントについて

舞鶴引揚記念館1日無料開放・こどもの日イベント

引揚記念館では、5月5日の「こどもの日」にあわせて、「こどもの日は引き揚げの歴史を知ろう」をテーマに、引き揚げやシベリア抑留の歴史に触れ、家族で学べるイベントを開催します。皆様のご来館をお待ちしております。

日 時  令和7年5月5日(月・祝) 10:00~15:00

      館内見学は9:00~17:00(最終入館は16:30)

      (当日は入館料無料)

会 場  舞鶴引揚記念館

内 容

🔶「引き揚げクイズラリー」10:00~15:00(最終受付14:30)

館内を巡りながらクイズを解くゲーム

🔶「シベリア抑留生活体験コーナー」10:00~15:00

丸太を切って労働を体験・零下を再現!極寒体験

▲昨年の様子(丸太切り)

🔶「食の体験コーナー」10:00〜無くなり次第終了

 黒パン・コーリャン粥・すいとん

▲昨年の様子(食の体験)

🔶「紙芝居の上演」10:30~/13:00~の2回

シベリアからやってきた犬「クロ」の物語

🔶「シベリア抑留いろはかるたゲーム」11:00~/13:30~の2回

シベリア抑留経験者が描いた「かるた」で勉強しながら楽しもう!

 

▲昨年の様子(紙芝居とかるた)

🔶「館内語り部ツアー」11:00~11:30/13:30~14:00の2回

NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」による約30分間の案内付きツアーです。

※4/29~5/6は毎日実施(4/30の休館日を除く

🔶「千人針で平和の願いを繋ぐ」

NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」の取り組み

こどもたちでビーズを貼って作ろう!

▲昨年の様子(千人針の様子)

🔶学生語り部による館内の案内(随時予定)

▲昨年の様子(学生語り部館内ガイド)

 🔶その他

ビデオ上映 など

【受付終了】ユネスコ世界記憶遺産登録10周年記念 次世代による継承を考える「平和未来フォーラム」について

募集していた予定人数に達したため、「平和未来フォーラム」へのご参加は、締め切らせていただきます。たくさんのお申込みありがとうございました。

次世代による継承を考える「平和未来フォーラム」~シベリア抑留と引き揚げ 未来へ語り継ぐもの~

「舞鶴引揚記念館 次世代による継承を考える平和未来フォーラム」について詳細が決まりましたのでお知らせいたします。

今回のテーマは、戦後80年、薄れゆくシベリア抑留や引き揚げの史実から学び、後世へ継承するべきものは何か、 担い手はだれか、  体験者の想いを聞き、若い世代が自らのことばや最新の技術で伝える活動を紹介しながら、それぞれが、それぞれの平和への取り組みを通じ、未来への希望について考えます。

舞鶴引揚記念館は、令和7(2025)年は、戦後・海外引揚開始80年、ユネスコ世界記憶遺産登録10周年になります。国内で唯一、引き揚げ事業の全期間(1945-1958年)を引揚港として約66万人の生還者を迎えた“引き揚げのまち舞鶴”。「体験者なき戦後」のはじまりにむけて、「次世代への継承」から「次世代による継承」へ引き揚げの記憶を有し、継承を託されたまちの使命として、さらに取り組みを深化させ、舞鶴から平和の願いを世界へ、未来へとつなげていきます。

 

開催日時:令和7(2025)年3月23日(日)13時30分~16時30分

場  所:新宿住友スカイルーム 5

所  在  地:東京都新宿区西新宿2丁目6-1 新宿住友ビル47階

主  催:舞鶴市

協  力:帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館[総務省委託])

定  員:先着70人 要予約

【内  容】

■第1部:

●体験者のお話し シベリア抑留体験者 西倉 勝 氏

●事業報告/「引揚港舞鶴と世界記憶遺産の取り組み」舞鶴引揚記念館

●実践発表 ①最新AIによる証言動画との対話 舞鶴工業高等専門学校生

②メタバースによる収容所の再現 濱 大貴 氏

■第2部:

●パネルディスカッション

テーマ『ことば×最新技術「次世代への継承」から「次世代による継承」へ』

🔷出演者🔷

アドバイザー:帰還者たちの記憶ミュージアム 館長 増田 弘 氏

コーディネーター:多摩大学准教授 小林 昭菜 氏

パネリスト: デジタルハリウッド大学大学院生  濱 大貴 氏

多摩大学4回生 徳田 唯香 氏

舞鶴引揚記念館 学生語り部 中学生

舞鶴引揚記念館 学生語り部 高校生 等

申し込み方法:

「氏名、住所、電話番号」を

電話(0773-68-0836)、FAX(0773-68-0370)

メール:maizuruhikiagekinenkan@nike.eonet.ne.jp

申し込みフォームで 舞鶴引揚記念館へ

 

 

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